おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

エリザベート・レオンスカヤさん

2019年11月25日 | コンサート情報
こちらのレオンスカヤさんの演奏には信じられない様な裏話があります。

彼女にとっては悪夢だったようですが・・

なんでも予定していたピアニストが出演できなくなり、指揮者のマズアが彼女にピンチヒッターを頼んだのだそうです。

友達のために3日間で日本まで飛んでいくわ!
本番前にご自分でドレスにアイロンをかけていると3分後にステージに上がってくださいとステマネが言いに来たと。

レオンスカヤさんは時間を間違えてあと1時間あると思っていたそうです。

5分後、髪もとかさず、ドレスもしわくちゃ、時差ボケで朦朧とした状態で「皇帝」を弾き始めている自分に気づいたのだとか。

試しに探してみたら、あっさり見つかってしまいました・・

ベートーヴェン”皇帝”レオンスカヤ・マズア・ゲバントハウス管(1989)BeethovenPianoConcertoNo.5


拝見したところ、髪もドレスも問題なく見えます。
急いで日本にいらして下さり、慌ててステージに上がられてこんなに演奏できてしまうなんて。

この演奏を「遊藝黒白」のインタビュアー焦さんが幼い頃に見ていらして、美しいクラシック音楽の思い出になっていたそうで、その話をレオンスカヤさんにしたところ彼女からこの裏話が出てきたそうです。

昨年、東京・春・音楽祭でレオンスカヤさんがシューベルトのソナタ全曲を演奏されました。
そのうちの1日を聴きに行きました。
自然体でそれでいて品格のある演奏で、時折情熱的に歌われるフレーズが魅力的でした。

東京春祭は企画が面白い音楽祭です。
たくさんのコンサートが上野で行われます。博物館も会場になります。

今年の目玉はムーティのイタリア・オペラ・アカデミーだったと思います。指揮者のマスタークラスが開かれ、そこで受講した沖澤さんがそのあとブザンソンで優勝しています。指揮者にもオペラ歌手にも愛のムチがビシバシ飛んだそうです。

来年は1週間長く5週間開催するそうで、ムーティのアカデミーもまたあるそうです。
そして驚いたのは、ドゥダメル指揮のベルリンフィルの公演があることです。東京・春・音楽祭特別公演

レオンスカヤさんも再び登場します。ウィーンゆかりの作曲家の作品を演奏されるようです。東京・春・音楽祭プログラムリスト
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする