“しなやかに、清々しく”

日常の出来事等を気ままに発信したい。

無事の連絡葉書が届きました。

2011-04-08 15:17:39 | Weblog
 3月11日の東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の友人から「家族全員 無事。高台の家に避難している」旨の一通の葉書が届きました。
10年ほど前に自所有マンションに入居していた女性で、3歳ほどの男のお子さんがいる。
 地震発生の夕家内が、父親が陸前高田市に住んでいることを思い出した。その父親は陸前高田市役所のすぐ近くで整骨院や柔道道場を経営しており、小柄だががっちりした体格の人と記憶している。
 避難所関係を調査したところ、父母家族ともども無事で、ある公民館に避難していることが判明。
 地震・津波のすぐあと報道関係の映像を見ていると、市役所は容を残しているが屋上まで水をかぶり、廻りはすべて破壊されている。すぐさま「住む所がなければ空いている部屋をどうぞお使いください・・・」と部屋使用をこの人にしていた。
 葉書によると、地震発生当時お母さん、本人と子供は隣りの大船渡まで車で買い物に行き、地震発生時ちょうど高台を走っていたとのこと、父親は地震発生と同時に部下と一緒に高台に避難して助かったこと。実家及び仕事場はすべて流されたが家族全員無事である旨が記されていた。
 運の強い人、弱い人ってこの世にあるんでしょうか。
 今もって先日の新聞記事の一節を忘れることができません。
 「自分は、運よくビルの屋上に出て助かった。屋上でみていると、ビルの近くを屋根の上にしがみついたお母さんと小学生ほどの子供が海の方に流されて行った。どうすることもできなかった。悲しい」。

 毎日この光景を想像し、“この母娘さん、助かったんだろうか” と自問する日々です。

 
 
コメント
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