“しなやかに、清々しく”

日常の出来事等を気ままに発信したい。

鎌倉の東方面の寺院を廻る

2015-05-03 18:20:47 | Weblog

 5月3日は憲法記念日。最近憲法改定論議が活発になってきた。現憲法は、確かに現状に合わないところがあるものと思われるが、我々の年代は、憲法改定というと9条をすぐに思い出す。

 憲法9条は、世界に誇れる唯一のものである。改めて作成した当時を考え、その偉大さをかみしめたいものである。

 今日3日も快晴が続いている。今日は、鎌倉の東方面に在る寺院を廻ってみた。

 朝、10時過ぎに出発。前日に調べた報国寺への道を自転車で進む。

 頭で地図を考え、より近い道を! と思って、「逗子ハイランド」の街並みを横切ろうと思った。急な坂道は、電動でも上がれず引く。

 ところが疲労のあまり頭が正常でなくなったようだ。坂道を上がって調子よく下ってしばらく来たら、何と逗子駅の北側を走っているではないか。大失敗。来た道をハイランドの坂道をてっぺんまで戻る。

 ここで、家から出てきた住民の一人に声をかけて報国寺への道を聞いた。今度は間違わずに国道204号に出られた。

 国道を鎌倉に向かって走ること5分ほどで報国寺の入口案内を見つけ、左折。もうここまで来ると若い人がいっぱい。

 寺院の前の駐輪場に自転車を入れ、山門をくぐる。予定より30分遅れ。

 この寺院を選んだひとつは、新緑の竹林が素晴らしい とあったこと。

 報国寺は、関東における足利公方終焉の地と言われている寺院である。

報国禅寺本堂。本堂に手を合わす人よりも「竹の庭」を目的としている人がほとんどで、左手には、並ぶ列の整理をしている従業員らしき人。

 新緑に映える庭。白い石がまぶしい。

その隣には、目的の竹林が・・・。

孟宗竹の林の前では、カメラを構える若い人が沢山。

本当に素晴らしい竹林。なにか京都の竹林を見ているよう。タケノコが沢山伸びていた。

皆、圧倒されているようで、止まっては、話し込んでいる。

鐘楼の屋根は、1~2年前にふき替えたばかりのようで新しい。

新緑が素晴らしい。秋にはモミジが赤くなり素敵なことでしょう。

 約40分新緑を堪能したのち、駐輪場脇の石に座って、持参のチョコレートやバターピーナツを食べ、ポカリスエットで喉を潤す。

 国道に出ずにしばらく「田楽辻子のみち」と表示してある小道を進む。国道と並行している小道である。左手は山、右手は住宅で別に変ったところはない。

 国道に出るとこの辺りは、方角に疎いので一路鶴岡八幡宮に向かって走る。歩道は人が多くて進めないので、車道を走る。

10分ほどで八幡宮の鳥居前に着く。すごい人ひと。

 八幡宮は、何度も来ているので、鳥居前で手を合わせて、南の方角に進む。

雑踏の中自転車を引いて第二の鳥居近くまで来て、左折。妙本寺に向かう。

 妙本寺は、日蓮宗最古の寺院とのこと。

ここは境内が広い。山門を入ったところで駐輪し、新緑の参道をしばらく歩く。新緑のもみじが映える。

本堂に手を合わせる。

山門を入った左手には、日蓮聖人の大きな像があった。

日蓮聖人の像。

 妙本寺を後にして、逗子へ通ずる国道に出る。

 国道をしばらく走り、次に向かう妙法寺に通ずる小路地を入る。

 妙法寺は、日蓮が鎌倉に入って草庵を結んだ地と言われている。別名「苔寺」という。

入場料は、300円。お金を支払うと太いお線香を渡された。「これで本堂にお参りしてください」とのこと。

 お参り後、本堂の脇を通って石段を上がる。山門をくぐると、苔の生えた石段が見える。

苔の石段の脇をさらに上がる。

「松葉ケ谷御小庵跡」の石碑。日蓮聖人の布教伝道の拠点とされた庵の霊跡とある。

さらに上に続く小道があるが、ここまでで石段は、200段を越え、足がふらふらするので引き返す。

 

上から見た苔の石段。

 妙法寺を参拝した後、近くの安国論寺の前を通った。安国論寺は、前に参拝したことがあるので、今回は、立ち寄らず、一路逗子に向かった。

 電動自転車の電池の残量ランプが二つから一つとなった。さあ、山越えが出来るかしら?と心配になる。トンネルを超えて下りは、スイッチを切る。

 ここまで来ればもう知っている道。国道311号をしばらく走り、逗子駅の方向に向かわず、小道に入り、逗子海岸に向かう。

海岸は、まるで真夏の海水浴の時のように人が多い。

 渚橋でとうとう自転車の電池がなくなった。あと100mほど。「ここまで持った」と感心する。

 14時20分帰着。4時間余りの寺院の散策であった。

 部屋に帰ってシャワーで汗を流す。

  鎌倉の散策と言えば、北鎌倉や西の長谷寺や極楽寺方面に出かけることが多いが、東側にも素晴らしい境内を持った寺院があることを知ることができた。

 秋の紅葉時には、もう一度廻ってみたいと思う。  

コメント
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