日本経済新聞朝刊に2月1日から寄稿された前文化庁長官宮田亮平先生(ふるさと佐渡出身)の「私の履歴書」は27回目の今日、最終回を迎えた。(2月14日お休み)
私は、毎日朝息子が切り取って持ってきたこの記事に目を通すことを日課にしてきたのが、今日の記事で「おわり」となっていることに何かさみしさを感じるにはいられなかった。
今日の最終回に書かれている2021年秋の日展出品作品「シュプリンゲン21-2」は、以前に紹介しましたが、再度下記に紹介します。
親族からは「イルカがかたまりすぎ」と厳しい批評をもらったそうですが・・・。
先生の寄稿文を読んで一番感じたことは、先生の幅の広さ、人とのつながりを大切にしてきたことのように思います。
上野の界隈を自転車で走りまわっているとき、遠くから声を掛けられるそうで、あのニコニコとする仕草がすべてを表しています。
私が先生に直に作品をお願いした時も嫌な顔一つせず、引き受けてくださった時は、正直びっくりしました。
もう十数年になりますが、車で作品をもらいに行ったとき、車まで作品を運んでくださった姿は、今でもはっきりと記憶しています。心中から染み出る親しみさにあふれていました。
その時の作品。
また、記事の中にありましたが、銀座三越での宮田先生の個展は、欠かさず鑑賞させていただきました。会場で先生が直接声をかけてくださり、作品を説明してくださいました。
先生の作品としては珍しいものの一つかと思いますので、ご紹介します。
墨で描いたイルカ。眺めては先生のお顔を思い浮かべています。
先生は、文化庁長官を退任した後もあちこちで引っ張りだこのようですが、お体にご留意され、さらなる飛躍を念じています。
また、銀座三越で個展を開かれますようお願いする次第です。
ありがとうございました。