先日1月30日午前10時過ぎに、佐渡赤泊出身で首記篆刻家、同級生の柳 濤雪先生から、昨年“日展” に展示された作品と同一のもの(柳先生曰く)と言われるものが自宅に送られてきた。
いやいやびっくりというか。
早速、先生に御礼の電話をするがお留守。
“昨日、お電話いただいた作品が無事到着しました。作品を開いてみて、大変興奮しています“ 旨の留守電を入れておく。
素晴らしい。
明日から逗子に行くんで、同日午後、会社に持って行き、社長以下社員に見せ、貰うことになった経緯を説明する。みんな「すごいね」と。目を丸くしている。
柳先生との関係は、先に申したように高校同級生であり、大学も学部が違うが同一、サラリーマン生活後、40数歳の時会社を興して独立。その時、柳先生も篆刻家を目指して有名先生に師事、間もなく、有名先生の師弟として跡を継ぐ。柳先生のお住いは逗子市街。
ほぼ20年前に柳先生の住まいの近くに私が保養施設としてマンションを購入した関係で、お互い行き来する。高校同級生グループでの小旅行にはいつも一緒。
令和元年7月、彫刻家・親松英治先生の藤沢工房に伺った時の写真。右から、柳先生、親松先生、高野元佐渡市長。
親松先生の工房に伺った時の製作中のマリア像。九州・島原に贈られるとのことでした。(一昨年、島原市に贈られたとのことです)
柳先生は、現在、日展の会友。特選2回受賞後永久会員となり、審査員等を歴任、作品は、無審査通過。
日展開催時には毎年、入場券を二人分お送りくださる。また、コロナ禍を除く毎年銀座鳩居堂で開かれるグループ展には案内状が送られてくる。
鳩居堂で開催のグループ展。
昨年6月、鳩居堂で開かれたグループ展に伺った時、「柳先生の特選時の作品写真や、以前に筆で書いてもらったものがありますが、篆刻作品の本当の印影作品はまだ持っていないです」と申したら、柳先生から「考えておきます」とのご返事だったのを覚えています。
第43回日展 特選作品。 (柳先生2回目の特選)
柳先生が書いてくれた家内の名前の一字「祥」。
昨年の日展の始まる前に柳先生から入場券が送られてきて、私から御礼の電話をした時、柳先生から「本年、日展に飾られる作品と同じ作品をPegasusさんに上げようと思っているので、よく観ておいてください」との内容の電話をいただきました。
それから2回ほど柳さんと電話の機会がありましたが、「額のいいのがみつからない・・・」などのことでのびのびとなっていた。
それが今回、送られてきました作品です。開いて目の前にすると、興奮する。 そのまま、柳先生に電話。留守でしたが、折り返し電話が来る。
興奮のあまり、言葉がうわずって、そのままの雰囲気を柳先生に伝える。「ありがとう。ありがとう」。
以上が柳先生との今までの関係と作品の経緯です。
これからも末永くお付き合いいただけますよう努力したいと思います。