Chapter 3 : Delays are Dangerous
前の版で"There and Back Again"をもじった冗談を行ってましたが,今度はガンダルフははっきりとフロドが指輪を持ってCracks of Doomに行かなくてはならないという事を真面目っぽく言います。
And to go there and not come back again. For in the end I think you must come to the Fiery Mountain, though you are not yet ready to make that your goal.
そしてこの版の大きな変更は,前の版でもごちゃごちゃ書かれていましたが,オド・トゥックです。オド・トゥックはこの版ではオド・ボルジャーに変わり,メリーと一緒に一足先に堀窪へ。そしてフロド・トゥックはフォルコ・トゥックと名前を変えるのですが,オドのキャラクタは消えずにフォルコ・トゥックへ移りました。また家系的な彼の位置も,メリーの従兄弟となり,のちのピピンに一層近づいたようです。
細かい話ですが,前回あった,フロド・トゥックがNorth Moorで黒の乗り手を見たという話は消えました。その他もろもろ,細かい変更‥‥
Chapter 4 : A Short Cut to Mushrooms
この章の変更は,フロド・トゥックとオド・トゥックが合体した事によって2人の議論がなくなった事,だそうです。
Chapter 5 : A Conspiracy Unmasked
この章では,前回混乱を招いたオドの扱いは整理され,フロド(バギンス)と一緒に行くと言うのは,メリー,フォルコ,サムという事になります。正式版と違うのは,オド・ボルジャーはガンダルフが来るまでここに残っている,と言っている所でしょう。
ただ,この時,まだオドは,ガンダルフが来たら一緒に行く事になっていたようですね。
Chapter 6 : The Old Forest
これ以降の章のタイトルが付いたのは,この版からだそうです。ここでは皆を見送るオドの独り言「皆(古)森に行って欲しくなかったな。でも誰かがここにいてガンダルフに知らせなくてはならない。いつか皆に追いつくよ。」がありました。
Chapter 7 : In the House of Tom Bombadil
前の版で,ガンダルフが堀窪を訪ねて,間一髪でオドを連れ去る,という話が紹介されましたが,今度は,ガンダルフが到着するとカーテンが動いて(オドがいるようだ)という記述はありますが,その後彼を連れ去るという記述はないとの事。クリストファーさんは,お父さんはもうオドを連れて行く気はなかったんだろうと推測。ただ,鉛筆で1回書いて消された書き付けがあったそうで‥‥,そこには,「ガンダルフの後ろをオドが走り,‥‥風が‥‥。」というような事が書いてあったそうです。
そしてフロドは,トム・ボンバディルの家で,その時ガンダルフが吹いた角笛の音を聞いたのだそうです。(正式版でフロドが見た夢の中では,ガンダルフはオルサンクで捕まっていましたね。)フォルコの見た夢は正式版のピピンの見た夢に近く,メリーの見た夢は前の版でフロド・トゥックが見た物に変わったそうです。サムに関しては面白い事が書いてあります。
Sam Slept through the night in deep content, if logs are contented.
大物!(笑)
Chapter 8 : Fog on the Barrow-downs
この章は前回より少し正式版に近くなったそうです。でもバタバーさんは,相変わらずバルナバス・バタバー,まだバーリマンじゃないんですね。で,トムとバタバーさんは知り合いという事になっています。
さてここで一段落です。Trotterさんは一体どうなったのか知りたい所ですが,実は,明日からハリポタ6巻読書の為,HoMEはしばらくお休みします。夏休みもあるので1ヵ月後位に再開します。と,言ってもお休みするのはHoME読書だけで,こちらのブログに書くべき話題がある時は,書いていきますよ~。