ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

どこでもドア?

2005-07-14 00:23:51 | ナルニア・C.S.Lewis
‥って,皆同じ事を考えたでしょう(爆)

ピーターは,Mirazさんにお手紙を出して,タイマン勝負を挑みます。巨人,ケンタウロスと一緒に,エドムンドがそれを届けに行くのですが,本来,お断りすべきものを,Mirazさんは部下の策略?に引っかかって,臆病者と言われるのを恐れて,ついつい乗ってしまうんですね~。

で,Aslan's Howでは,ピーター達のもとへ,またいろんな人たちがやってきて,一緒に戦いますって言うんですが‥やっぱヘンな人達ばっかり。さっきクマを食べたばかりなのに,喋るクマは仲間なんですね。(汗) Reepicheepは元気いいですね。

さていよいよタイマン勝負,ピーターはそれほど調子よくはないんですね。Mirazさんは,おそらくいろいろな所で戦って百戦錬磨なのでしょう。戦い方をよく知っているようです。ピーター危うし!な場面も。。しかし,時間が経つにつれ,Mirazさんは疲れて,勝手に?倒れてしまいます。そのどさくさに紛れて,Mirazさんの軍隊と,ピーター,エドムンドの軍隊は入り乱れて争乱の図。しかし,人間達の軍は,森の話す(踊る?)木に攻撃されてBerunaの橋の方へ逃げます。

森が動くというのは。LOTRにもありましたねえ。これも西洋のお話のお約束か何かなのでしょうか?

その頃アスランと女の子達は‥
何かこの展開,LWWも似てましたね~。アスランは彼女達を背中に乗せ,Berunaの橋を壊して,町から町へと回ります。ナルニアに学校があるというのは驚きでした。学校はナルニアには1番似合わないものですねえ。そしてアスランは,カスピアンに古い時代のナルニアの話をした乳母を見つけると,Aslan's Howに帰ります。

で,人間達は降参して,ここで大円団,でした。他の種族が普通にお菓子やら果物やらワインやらで祝っている時,土などを食べる木の宴会は不気味で楽しかったですねえ。

アスランは,「どこでもドア」を取り出します。きっと学校でナルニアを習ってたら,訊かれるでしょうねえ。「もし,『今あなたの住んでいる場所はあなたの属する場所ではない。このドアを使えばあなたの知らない所へ行ける。ただし1度くぐったら2度と元へ戻れない。』と言われたら,その『どこでもドア』を通りますか?」

子供達は,今回はそのどこでもドアで駅に帰ってきました。そうそうTelmarineの人達も同じ場所(駅)に行くのかと思ったら,どうやら違う所のようですね。どこか海の傍の洞窟?

ところで,私,急いで読んだので読み落としたんでしょうか? カスピアン,Wer-wolfに噛まれた傷は?

と,いう事で,いちおうPC読み終わりました。自分でいうのもナンですが,早かったなあ。こんなのは,久しぶりです。


クマはおいしかった

2005-07-13 22:19:27 | ナルニア・C.S.Lewis
皆さんいろいろブツブツ言いながら,アスランが見えるというルーシーを信じてついて行きますね~。登ったり降りたり,いろいろ繰り返し,ようやく着いたのは,昔Stone Tableのあった場所。月明かりで次第にアスランの姿が見えるようになって,ようやく皆さん,ルーシーを信用しました。

Trumpkinはライオンを見るのが初めてとかで,‥それで最初に野生のライオンがどうこうと,兄妹達に言わせると「失礼な」事を言っていたのですね。LWWではドワーフは必ずしもアスランの味方ではなかったというのも影響したかもしれません。アスランにくわえられて,おもちゃにされている挿絵は,女の子かと思ったら,Trumpkin,でした(笑)

アスランはドワーフの事を"son of Earth"と呼んでますね。彼らは1番偉い神様が創ったものではないのでしょうか? そう言えば,トールキンもドワーフに関してはそんな扱いをしていますよ。そこら辺何か西洋のおとぎ話のお約束がありそうですね。

そこでTrumpkinと男の子は直接カスピアンの所へ,女の子達はその場に残りますが,彼女達は,ヘンな人達が集まるのを見ます。この団体は‥‥どうも,七福神に見えてしょうがないんですが(笑)。お酒を欲しがっているのは,えびす様か! ‥いや,バッカスでした。

男の子達は,カスピアンの隠れ家に到着しますが,言い争っている様子なので,3人は,しばらく立ち聞き。そこにはTrufflehunterとNikabrikとカスピアン,Doctor Corneliusの他に誰かいるようです。どうやらNikabrikが,新しい2人のお友達,年配の男女?を連れてきたようです。何やらあやしげな人たちのようですが,NikabrikはどうしてもカスピアンもDoctor Corneliusも信用できないから連れてきた,とか? それに,彼は,角笛は効き目はなかったと決め付けているようです。さらにその上,彼は4人の兄妹も,アスランすらも信用できず,いっそ,White Whichの方がいい~なんて言い出す始末。

やはりドワーフは,ビミョーな立場なんですね。

そこで突然争い始める音が。。Nikabrikはどうやら新しいお友達と一緒に,3人を裏切るつもりだったようです。年配の男女は,何とHagとWerewolfでした。慌てて乱入したTrumpkinと兄弟,Nikabrik,Hag,Werewolfを斬って取ります。ピーターはカスピアンが自分と同世代の少年だという事を発見。

でも,カスピアン,Werewolfに噛まれてしまいました;

ドワーフだけは仲間に返してあげて,HagとWerewolfはそこら辺の穴に捨てとけ,ですね。それでせっかく楽しみにしていた朝ごはん,ですが,なにぃ~,もし選択の余地があったら,カスピアン王子とCornelius先生は,鹿肉のパイ(パイって言っていいのか=pasties?)か! 贅沢な(笑)

ニュージーランドで出会って4ヶ月,ついに完璧に覚えたぜ,venison(鹿肉)。

‥というわけで,みなさん,クマ肉をおいしく頂いたのでしたっ。

12章まで終わり! 早いかなあ~。しかしHBPの1回目もこの位のスピードで読まないと,3ヶ月位かかってしまいます。


クマはおいしいか‥

2005-07-13 07:43:31 | ナルニア・C.S.Lewis
Narniawebさんの「Trailers」から,LWWの大きなトレーラーを頂いて鑑賞しました。前にもタムナスさんと一緒のルーシーを見たりしましたが,さらによく見るとビーバーさん達と一緒に走る3人らしきものとか,あそこで女王様がアスランをはがいじめにしているんだなとか,ピーターとエドムンド?もしかして先頭に立って戦っている?とか,さらにいろいろ見えました。それにしても,人間が随分多く戦いに参加しているようですね。

10章まで読みました。このペースだとHBP売り出しに間に合いそうですね。

Trumpkinが子供達が例の王様と女王様達だって,どうやって信じる?という所から始まりますけど,子供達めちゃめちゃ強いですね~。元はと言えば,Father Christmasからもらったプレゼントのおかげ,ああごめん!,エドムンドは違いますね。

ひぇ~!クマですか! 生肉~?! 生魚よりよっぽどすごくないですか?(冷汗;) トールキンさんの,FOTRの夜の雪山越えも驚きましたが,クマの生肉を持って歩くというのもまたすごい。月山で,クマ鍋,食べた事ありますが,とても独特の味がしましたよ。ゴムのようだったわ。

ルーシー,アスランを見たかもしれない,に,今回味方したのはエドムンド。いや~私はまだ疑っていたんですが(昨日とかだって),彼はホントに成長したんですね。(笑) ピーターは,子供とは思えないひねた判断力。「ルーシーは多分正しいと思うけど,やらなきゃならない事が。」

ここら辺の景色はどうもNZのミルフォード・サウンドを髣髴とさせますが,彼らはそんな風景を楽しんでいる余裕はなかったようです。しかし苦労して進んできた努力が,攻撃されて水の泡。結局元来た道を戻り‥

クマおいしかったんでしょうかね? ルイスさん食べた事あるんでしょうか? でもリンゴで料理するというのはいいアイディアかも。そう言えば,トールキンさんのうさぎのシチューというのもありました。いくらサムが料理うまいからって騙されちゃいけませんよ。普通の人は普通の状態では,あのシチュー臭くて食べられませんよ。

ルーシー,今度は確かにアスランを見ます。でも見たのは彼女だけ。何故彼女だけに見えるのでしょう? いかにも後でそのわけを教えてくれそうな感じですね。それにしてもアスランの誘い方,皆がムリなら1人ででもついておいで,って,なんだか誰かさんを思い出しますね?


ヘンな仲間達

2005-07-12 22:14:03 | ナルニア・C.S.Lewis
昨日は8章まで読みました。
やっぱりカスピアン王子の出てくる所はちょっと難しくて,なかなか進みませんでした。LWWは1章読むのに15分位で済んだと思いましたが,この辺りは30分位かかってしまいます。

地図にBeaversdamと書いてあった所は,やはりかつて子供達がビーバーさん夫婦に会った所だったのですね。今は近くにMirazさんのお城。Doctor Corneliusが星を見ながら密かにナルニアの歴史を教えた塔の話は,何故かホグワーツの天文学の授業を思い出しました。やはり城の塔は星を見るのがお約束なのでしょうか?

でも,叔父さんに子供ができてしまったので,カスピアンは逃げなくてはならなくなります。この時なんでDoctor Corneliusは一緒に逃げてくれなかったのかなと思いましたが,彼がここに残った事が後で役立つ事になりますね。

カスピアンが出会った3人組は,2人のドワーフ,優しいTrumpkinと意地悪なNikabrik,そして何故かアナグマのTrufflehunter。なんかとてもヘンな3人組! 3人はさらにリスのPattertwigなどヘンな仲間を次々紹介。

ところでTruffle(お菓子の名前)+hunter(ハンター),Patter(パタパタ)+twig(小枝)のような楽しい意味を持った名前,もちろんJRRTだのJKRだのDWJだのと,他の作家の作品にも多く見られますが,一体いつ頃から使われるようになったのでしょうね?

Doctor Corneliusは結局Mirazさんのお城から逃げてきます。カスピアンの逃亡をばらしたのは何と彼の馬。Doctor Corneliusの情報により,皆は慌ててかつてアスランが皆を集めたStone Table。今はAslan's Howと呼ばれている場所へ。それにしても,LWWの時から思っていたのですが,ナルニアでの巨人の挿絵は,一般的な巨人のイメージと何かちょっと違いますね。ちゃんと普通の服を着ているし,怖い人には見えません。

そしてスーザンの角笛はこんな所で使われるんですね。まあ,確かに,カスピアンがそれを持っていると聞いた瞬間,4人を駅から呼んだのはその角笛なんだろなあとは思っていましたが。(笑)

で,ボートに乗っていたドワーフは,やっぱり?(誰がNikabrikと思うか(爆))Trumpkinですね。無事に4人に辿り着いたドワーフは,皆が待つ場所へ出発。食料は,りんご! それにしても,2人の男の子,ピーターとエドムンドは頼りになりますねえ。(私はエドムンドがまた何かやらかすんじゃないかと一瞬ひやひやしましたが(笑))


バットマン・ビギンズ

2005-07-12 01:06:15 | 映画
地元のシネコンにバットマン・ビギンズを観に行きました。折りしもSW上映開始2日目,チケット売り場はさぞかし混んでいるだろうと覚悟して行ったら,‥‥人が全然並んでなくて,力が抜けました。

指定された上映館は,1番端の小さな部屋。しかもお客さんも20人程度だったでしょうかねえ。本国アメリカのBox Officeでは今週はFantastic Four,宇宙戦争に続いて3位なのですが。

映画の方ですが,実は私,蝙蝠男は暗いという印象があったので,果たして観ていいものかどうか,心配していましたが,思った以上に楽しめました。ただ冒頭の刑務所シーンは,必要以上にダークなヒーローだと印象付いてしまい,この人がどうして正義の味方になれるんだろう? という余計な心配してしまいました。

雪山を登るシーンは,氷河までありましたね。‥いや~実は私,山登り好きなので,気にしないで下さい。(笑)こういうシーン,いつも「ありえねー」と笑いつつ,映画は映画と割り切って楽しんでます。実は1番笑ったのはロード・オブ・ザ・リングの雪山越えでした。(汗) よい子の皆さんは,絶対映画の真似しないでね。(^^)

そう言えば,渡辺謙さんが出ているという事をすっかり忘れてしまってました。(大汗;) 彼のセリフに字幕が付いてなくて,何言っているのかさっぱりわかりませんでした。ひょっとして日本語喋ってたんでしょうか? ちょっと出番少なかったですね。ただ,刀を持ったらやっぱりダントツでした。

この暗い映画の中で和み役だったのは,マイケル・ケインさんでした。正直で裏切らない執事さんていいですね。(笑)

ところでもう1人,和み役がいました。ななんと,ゲイリー・オールドマン。いや~この人もついにこんな事までやっちゃうとは超ビックリ?です。ハリポタで,既にショックを受けた?(笑)方が大勢いらっしゃったようですが,それでも,シリウス・ブラックは凶悪殺人犯と間違われても仕方のないようなバックグラウンドを持っているので,合っている役だと思うのですが,‥今度という今度は,新境地ですね~。(笑)

暗過ぎて敬遠していたのですが,このメンバーでシリーズ化するなら,OKかも。

角笛~!

2005-07-10 00:12:43 | ナルニア・C.S.Lewis
PCは今5章の途中まで来ました。何故急にスピードを上げたかと言えば,あとちょうど1週間後に迫ったHBPの発売までになんとか終わらせたいから,です。(笑)

いや,アリスとかHoMEとかは,もう既に馴染みの話なので,ちょっとやそっと読まずに放っておいても大丈夫ですが,ナルニアは初めてで,しかもPCはLWWと違い,映画トレーラーありませんから,中断すると話を忘れてしまうんですよね。最悪の場合は,最初から読み直さなくてはなりませんから。

今までずっと読んできて,最近気になるのは,子供達が何か言う時度々先頭に"I say ..."(直訳すれば「私は言う,‥‥」)とつける事。今時,こんな言い方する人って,マクゴナゴル先生位しか見た事ありません。マクゴナゴル先生は1924年頃の生まれと言われてますが,この子供達は1930年代前後の生まれと思いますので,ほぼ同じ時代を生きている人達ですね。その頃ってそういう言い方が一般的だったのでしょうか。それとも生まれ育ちにもよるのかな?

エドムンドだけ彼自身のせいでプレゼントがなかった‥ねえ。最初,クリスマスを読み飛ばして,「その辺の事は他の本に書いてある」というのを見ててっきりもっと他の本の事かと思いました。‥で,スーザンの角笛だけ見つからない‥‥。

外で寝ていると恐ろしく早く目覚めるハメになる,また床が硬くて心地よくないので,目覚めたらすぐ起きるハメになる‥というくだりは,アウトドア好きとしてはウケました。まあ確かに朝食が前日の夕食と同じりんごだったら,思いっ切りテンション下がるでしょうねえ。(笑)

で,彼らは殺されそうになっていたドワーフを助け,魚を採りますが。。。またまた火を通してますね。(爆)まあ今度は,ビーバーじゃないからヘンではないですけど。

今回,読むスピードが一向に上がらないのは,ひょっとして,この本,LWWに比べて結構難しいのではないでしょうか。4章5章は,タイトルロール,カスピアン王子の登場で盛り上がりますが,実は結構辞書引きましたよ。(汗) カスピアン王子とCorneliusの会話は,トールキンの小説と比べて,難しさはそう変わらないなあ,とまで思えてきました。(汗)

あ,スーザンの角笛,こんな所に来たんですね。4人兄妹がナルニアを去って1年ですが,ナルニアではその間一体何百年?経ったのでしょう?

ところで,もう1つ不思議に思っていた事が。。。4人兄妹は何年間統治したのでしょう? すっかり言葉遣い変わってましたねえ。(笑) でも,結婚相手がとか,跡取りがとかいう事がなさそうだったので,10年位の事だったのでしょうかねえ? それとも,長くよい時代だったとあるので,4人は結婚も考えず,もっとずっと長い期間いたのでしょうか?


それぞれの本の読書方法

2005-07-09 22:56:46 | 読書
ハリポタ,Odyssey,Narnia,Alice,あるいはもう1つのブログのHoME,何故それぞれ読書(CD)感想文の書き方が違うかと言えば,実はそれぞれの本の読み方が違うから,自然にそうなっているだけなんですよ。

OdysseyとかHoMEとかなどは,本を読みながら同時にわからない単語や特有の専門用語もしっかり調べ,感想も同時に書いていく,という方法を取っています。だから話の順番も合っているし,結構細かい話の内容も書いてますね。

NarniaとAliceは,日本語の本を読む時と全くおんなじ。そのまんま読んでます。辞書をその場に持ち合わせてなければ,わからない単語があっても辞書を引くことはありません。忘れたからといっていちいち戻って読み返す事もあんまりしてません。という事で,細かいレポートは書けないわけです。
でも,Narniaは,だんだん地名人名など専門用語が増えて複雑になってきましたので,いつかOdyssey方式で2回目を読もうと思ってます。(時間あるかな;)

ハリポタ1巻~5巻までの日記は,会社などの生き返りじゃなくて行き帰りにCDを聞いて,後で思い出した事をまとめて書いていました。忘れた所はもう1回聴いて確認するので,意外と細かい所も書けますが,聴いてて印象に残ったシーンが優先になりますね。BBC版LOTR(こちらのカテゴリに入ってます)について書く時ももちろんこの方式ですね。
この方式をとる場合は,どの本も既に2回以上読んでいるので,こういう事ができるわけです。さすがに初耳でレポート書くのは超ムリ。NPRのレポートをめったに書かない理由は,単純にそれだけで~す(笑)

1週間後に発売の迫ったHBPは,1回目はNarnia方式,2回目はOdyssey方式で読み,3回目はCDにしようかなあと計画してます。3回でどのように感想が変わっていくか,自分でも結構楽しみにしてます。


Odyssey : 24 The Feud is Ended (2)

2005-07-09 12:05:48 | BookClub
Agamemnonの質問に対して,Amphimedonは,それはPenelopeがOdysseusが長い間行方不明になっていた時,自分達と結婚するともしないとも言わず,遺体にかける布を織ると言ってぐずぐず作業していて,そうこうしているうちにOdysseusが舞い戻って,息子や豚小屋の番人と一緒に自分達の暗殺を企てた,と言い,その様子を語りました。最後に,自分達の死はまだ家族にも知らされず,傷も洗われてない,と付け加えます。

するとAgamemnonは,自分の妻Clytaemnestraに比べてPenelopeってなんていい奥さんなんだろう! と,感心しました。彼の言葉は,HadesのホールにいたSuitor達にも伝わりました。

(Agamemnonが平和的にSuitor達を諌めたのはよいですね。それにしても,Hades=黄泉の国,ではいつも,このように自分が死んだ時の様子ばっかり話しているんでしょうか(汗))

Odysseus達は,Laertesの農園に到着しました。Odysseusは昼食用の豚を用意するよう頼んで,父に会いに行きました。彼は粗末な服を着て農作業する父を見つけ,すぐにでもキスしたい衝動にかられましたが,‥しかしここで彼は,父にテストを仕掛けます。父に向かって,私はたまたまこの地を訪れたものだが,ある時,Laertesの息子という男に会いましたよ,と,また作り話をします。しかし,Laertesが息子の噂を聞いて悲しそうな顔をするのを見て,たまらず,あなたの息子です!今帰りました。Suitor達を殺して来ました!と言います。

するとLaertesは,息子なら証拠を見せてくれ,と言います。

Odysseusは,猪から受けた傷を見せ,さらに,子供の時,父からもらった桃やりんごやいちじくの木の話をします。ここでようやくOdysseusと納得した父は思わず息子に倒れこみます。彼は正気を取り戻すと,「Ithacaの人たちがCephalleniaに助けを求めに行かないか,心配だ」と言います。

しかしOdysseusは,「それは心配ないで下さい,Telemachus達に昼食を頼んであるので一緒に食べましょう」と連れ立って家の方へ行きます。Laertesは風呂に入って着替えると,見違えるほど背筋が伸び,ハンサムになりました。(これはAtheneのおかげ) 彼は「もし私がかつてのCephalleniaの王のままであったなら,Suitorとの戦いに一緒に臨んだのに」と言います。

彼らが楽しい昼食を取っている頃,城では噂を聞いたSuitorの家族達が,各人の遺体を引き取りに来ました。最初の犠牲者Antinousの父Eupeithesは

(ここまで来てあとわずか3ページ,「海を知らない人たち」の話ってどうなるんだか心配になってきた私‥)

「Osysseusは仲間を全て失い,船もないはずだ,奴がどこかへ逃げる前に我々は動き出そう」。彼の怒りの演説が人々を動かし始めました。その時,吟遊詩人Medonがやってきました。そして,「Odysseusの行いは,神に逆らうものではありません。私は,Mentorの姿をした神を見ました。その神はあっという間にSuitor達を死体の山にしたのです‥」

これを聞いた人々は青ざめました。すかさずHalithersesが「愚かだったのは我々の方ではないか? 城を略奪し,我々の最も偉大な男の妻を侮辱したのは皆の息子達ではないか? 動くのはやめよう。」しかし彼のこの忠告に従ったのは僅かで,多くはEupeithesに続いて武器を取りました。

その頃Atheneは,Zeusに,もっと戦いをお望みですか,それとも平和を?と尋ねていました。Zeusは,Odysseusを戻そうというのはそちの考えではなかったか? 好きなようにするがよい。しかし,Odysseusの復讐は終わったのだから,もう王にしてやってもよいだろ。そして我々はもう忘れよう。彼らは友達にしなさい。

(げっ,なんていい加減な神様なんだろう(笑))

Laertesの家では,彼らが攻めてきたのを察知したOdysseus達は,武器を取って出発します。Laertesさえも武装しました。LaertesはOdysseusとTelemachusが共に武勇を争って戦おうとするのを見て大喜び。するとAtheneは,槍を投げてみなさい,と言います。Laertesが槍を投げると,それはEupeithesに命中しました。そしてさっそく激しい戦いが始まります。

しかし,ここでAthene,御自ら雄叫びを挙げ,戦いを止めさせます。兵士のほとんどは恐ろしさのあまり地面に伏せてしまいましたが,Odysseusはなおも叫びを上げます。すると,Zeusが雷を落としました。「Odysseus!そこまで!」Atheneは彼を止めます。

Odysseusは喜んで彼女に従いました。彼女は,さっそく和平を申し入れました。



(あら結局「海を知らない人たち」の話はなかったのか‥)


Chapter XIX : The Journey to Bree (4)

2005-07-08 22:20:30 | Tolkien・HoME
Chapter 2 : Ancient Hostory 続き

<クリストファーさんコメント>
この版では,ついに,ゴラムは自分からビルボに指輪をあげたのではない,と,明記されるようになりました。以前にも書きましたが,実は「ホビットの冒険」の初版では,「ゴラムがあげた」事になっていたのですが,この為に,改訂されたんですよね。
</クリストファーさんコメント>

<本文>
「でも,彼がビルボに指輪をあげたのではありません。」とフロド。「ビルボの方が先に床に落ちていたのを見つけたのです。」
「わかっておる。」とガンダルフ。「それがビルボの冒険の中でも1番不思議な所じゃ。何が起きたかゴラムの祖先の事を調べてもほとんどわからんと言ったのはその為じゃ‥」
</本文>

<クリストファーさんコメント>
ガンダルフは,ゴラムに会った時の話をします。
</クリストファーさんコメント>

<本文>
ゴラムは喜んで話してくれた。,‥ホントはそうではないが,こんな感じで。彼は嘘つきじゃ。彼の言葉はそのまま受け取ってはならぬ。例えばそれが誕生日のプレゼントだったとか‥,わしは笑ってやった。そしたら,彼はもう少し本当らしい話をしおった。彼は鼻をすすったり,唸ったりしながら,人々に誤解され,いじめられたという話を‥‥
</本文>

<クリストファーさんコメント>
そして,ビルボの名前はWilderlandに広まってしまいました。
この版で,フロドはこんな事を言います。
</クリストファーさんコメント>

<本文>
「とにかく,もしゴラムが殺されないんなら,ビルボは指輪を持ってなければよかったのに。何故彼は持ち続けたんだろう?」
「今まで聞いてきた説明でわからんか?」とガンダルフ。「わしは覚えておるが,あんたは最初にその指輪をもらった時,これはとても良い物だと言っていたじゃろう。そして何故ビルボがそれを持って行かなかったのか,不思議がっていたじゃろう。彼はわしらがそれが大事な物と気付くずっと前から持っておった。気付いた時には遅かった。それは賢い者の助言も曇らせてしまうほどの力があるのじゃ。ビルボはその影響から逃れる事はできなかった。彼はそれを記念品としてとっておこうという事にしたのじゃよ‥‥」‥‥‥


‥という事で,この辺りは,多分正式版とあまり違わないような事が書かれているので概略を。。。フロドは,この指輪が自分の所に来なければよかったのに!と言うと,ガンダルフは,ビルボはフロドを信じて譲ったのだと言い,自分は協力すると約束したので,たくさんの危険な旅に出た(いろいろ調べた)と言います。

ガンダルフが炎の手紙を見つけた(何なんでしょう,炎の手紙って)のは,ビルボがシャイアを出ると決心した後でしたが,彼はビルボに言ってしまうと,彼が指輪を他人に手放さなくなりと思い,あえて言いませんでした。ビルボは既に60年持っていたので,最終的に磨滅してしまう事を恐れたのです。しかし不運な事に,ゴラムの事(=ビルボの名が敵に知られている)を知ったのもその後でした。

するとフロドはガンダルフに,自分にはそんな力はない,と,指輪を託そうとします。が,ガンダルフは飛び上がって,誘惑するな!と断ります。

(お~これは,ついに超有名シーン登場ですね!‥‥前の版では,彼は簡単に指輪を持っちゃってましたから,大きな進歩ですっ)

外では,サムが庭仕事をしています。ガンダルフはカーテンを閉めて,さらに話しを続けました。
</本文>

Run!Run!Run!