国道421号は、三重県桑名市から滋賀県近江八幡市に至る一般国道です。
鈴鹿山脈を越える石榑峠(いしぐれとうげ)をはさんで、三重県側は宇賀渓谷、滋賀県側は愛知川渓谷・永源寺といった景勝地を通過するので大好きな道です。
ただし、これは二輪での話であり、道幅は普通車ギリギリの林道まがいのであるので四輪では遠慮したいというか泣いてでも許してもらいたい酷道でした。
しかし、3月末に新たにトンネルが造られ、新道が開通したので走ってきました。
石榑峠を三重県側から臨みます。
トンネルです。
内部はこんな感じです。
ナビは旧道を示しています。
滋賀県側にところどころ道幅が狭いところがありましたが、四輪でも大丈夫だと思います。
程なく永源寺に到着、
パスしようと思ったのですが、この季節でも山中は冷えており、トイレ休憩。
このままUターンしてもつまらないので石山寺へ行ってきました。
東大門
門の横を見ると桜がちょうど見頃でした。
そして、境内も、
湖南は中京地区に比べ一週間から10日ぐらい遅れているようです。
くぐり岩。くぐるとどんな御利益があるかは知りません。
観音堂
毘沙門堂
御影堂
蓮如堂
国宝の多宝塔の前には奇石がそびえ立ち、これ自身も見応えのあるものでした。
本堂です。
すらすらと御朱印を書いていただきました。
本堂脇には紫式部がこもって源氏物語を書いた間があります。
でも、石山寺って参拝客が多いのです。ましてや本堂といったらメイン通りじゃないですか。こんなところで執筆活動ができたのでしょうか。
経堂
多宝塔
芭蕉案(右)と月見亭(左)
月見でなく花見にもいいみたいです。
琵琶湖は南へ行くほど細くなり、瀬田川と名を変えます。
心経堂
豊浄殿では紫式部展を開催しておりました。
光堂
紫式部の像
非常に広い境内に建物が点在しております。
その間には花々が咲き誇り、お寺であることを忘れ、公園を散歩している錯覚を覚えてしまいました。
参拝後、門前の「しじみめし」ののぼりが目につきました。
1.200円からのコースになっていますと言われ、一瞬たじろぎましたが、意を決して注文。
しじみの炊き込みご飯、味噌汁、漬け物、そして手前左が「近江のおばんざい5品」
このおばんざいがなかなか良かったです。
里芋とぼうだらのコロッケ(左)、しじみ時雨煮(中奥)、きゅうりと丁字麩酢味噌和え(中手前)、川エビの海老豆(右奥)、近江牛と永源寺赤こんにゃくの時雨煮(右手前)
琵琶湖のいろいろな味が楽しめ、おいしゅうございました