事任八幡宮から一般道を走ること約40分、もうひとつの遠江国一の宮である小國神社に到着しました。
一の鳥居
鳥居の脇には敬神崇祖と刻まれた碑がありました。
手水舎
参道
樹齢数百年の老杉が荘厳な雰囲気を出しています。
勅使参道
旧暦2月28日にあわせ勅使が参拝の際に使用した参道跡です。
鉾執社
小國神社に功を奏した方を祀っています。
事待池(ことまちいけ)
小國神社は「願い事が意のままに叶う神社」事任神社(ことのままのかみやしろ)として広く知られ、本社に詣で願掛けをして「事のままに待ち」心願成就すれば池に鯉を放ち神恩感謝の意を表わす慣わしから「ことまち池」といわれています。
また、神さまのご加護が宿った御神水として池の水を汲み「いぼ」につけると「いぼ」がとれるという言い伝えから「いぼとり池」ともいわれています。
宗像社
弁天社ともいい、女性の守護神と敬われ、また、水徳の神とも敬われています
八王子社
国狭槌命(くにさづちのみこと)
と牛頭天王の八柱子(八王子)が祀られています。
神幸所
4月の例祭に御輿が運び込まれる場で、 一年に一度だけ祭神が訪れるとされています。
全國一宮等合殿社
全国一宮等の祭神73柱が祀れています。
かつては73柱を祀る境内社が境内各地にありましたが、明治初年の本社焼失に伴い、境内末社八王子社に合祀されていました。
平成元年に独立の境内社として再建されました。
二の鳥居
家康公立ちあがり石
なんでも、徳川家康が参拝された折、この石に座って休んだとのこと
家康という人はしょっちゅう休息されていたのか、東海地方には腰掛けたと伝えられている石や樹がいたるところにあります。
拝殿
祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)
すなわち大国主神(おおくにぬしのかみ)ですね。
絵馬
大宝槌
御祭神である大己貴命の御神宝です。
舞殿
小國神社例大祭に奉納される十二段舞楽は、平安末期から鎌倉初期に伝えられ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
金銀石
案内板によれば「古老の伝えによれば、御神大己貴命(おおなむちのみこと)が遠江の国造りをされ、此の地に留まりて、諸行を教えた給う中に、金銀の印として此の石を授けたと云われ、以来諸民此を金銀石と称し、松を願掛け石(待つ)という。」そうです。
この石を撫で、松の幹を撫でれば、「金運、良縁に恵まれる」という言い伝えがあるそうです。
「松」と「待つ」の掛詞とは、何とも粋です。
勅使参向歌碑
2011(平成23)年、川勝平太県知事が森町民俗芸能・民俗行事公開大会に勅使役として参加された際に献詠された「しきしまのやまと想ほゆ森町の小國神社に勅使出で立つ」の歌が刻まれております。
この場所は、701(大宝元)年、勅使が参向されて馬から降りた場所だそうです。
小國神社
所在地: 静岡県周智郡森町一宮 3956-1
私が思っていたより大きな神社のようです。
印象に残っているのは非常に緑が豊かだったこと、神社の森がりっぱな所はいっぱいありますが、ここは巨大な森の一部が神社になっている印象です。なお、この森は「古代の森」とよばれているそうです。