早いものでスーパーカブ110が納車されてから2か月たちました。
遅ればせながら、ファーストインプレッションを書きたいとおもいます。
【ポジション】
167cm短足の橋吉であるが、ハンドルまでの距離はちょうどよいのに対し、膝は大きく曲がり少々窮屈です。
これは、配達などの際に小回りが効くように、両足がべたべたに着けるように設計されているので致し方ないですね。
逆に見れば、足つき性は全く問題ない。ステップボードを採用するスクーターと比べても楽だと思います。
【エンジン】
インジェクション使用のため、セル一発で気持ちよくかかります。
スタート時の安全機能というかお節介機能は一切付いていません。スタンドが出ていても、ギアが何速でも、ブレーキを握っていなくともエンジンは作動します。
キックも付いており、こちらも軽く踏むおろすだけで気持ちよくかかりますが、使いません。
エンジンブレーキもよく働きます。
【加速・走行性能】
購入前は、50ccの原付と250ccの自動二輪の中間のイメージを持っていました。
しかし、実際乗った感想は原付に近いものでした。
1980年代前半の一番元気のあったことの2スト50ccに似た感じです。
70km/hぐらいまではぐんぐん加速しますが、それ以上は鈍くなります。
80km/hを超えてもまだ加速できますが、それ以上は試したことありません。
ひとつは、そこまで引っ張ると一般道であるため信号に引っかかること、
後で述べますが、ブレーキが不安なことが理由です。
トルクは大変大きく、特に低速トルクは驚くほどで3速でも4速でも発進しちゃえます。
ノーマルの最高速は90数km/hで、いじれば100km/hを超えるそうですが、そこまで挑戦する気になりません。
カブ110がもっとも気持ちいいのは30~50km/hのような気がします。
交通量の少ない田舎道をゆっくり流していると気分がいいです。
発進加速は悪くありません。
ただ、ギアチェンジをしなければならないので、同クラスのスクーターにはその分だけ差がつけられてしまいます。
1速は荷物をたくさん積載したときのためにスーパーローに設定されています。
したがって、すぐ頭打ちになります。
幹線道でもきっちり走れば十分流れについて行けます。
ネットなんか見ているとカブと見ただけでなめてかかられ、無理な追い越しをかけられたりするそうですが、私はそういった経験はありません。
ひとつはギアを引っ張り気味でキビキビと乗っていること、もうひとつは愛知県民の運転マナーは悪いが大人であるためだと思っております。
【足回り】
車格的には50ccスクーターとほぼ同じなのですが、安定性は大きく上回っており、ふらふら感がまったくないです。それでいて、ヒラヒラ感はあります。
ホイールベースが短いので小回りがきくのは容易に想像できますが、なぜか直進性も優れています。
サスは初期動作が鈍いと言うか、少々のギャップでは働かないがある程度からはきっちりと仕事しています。
荷物を積み込んだときのためにこのような使用となっていると思いますが、
調整できないのが残念です。いずれ社外品に変えたいと思っています。
コーナリングは驚くほど安定しています。
車体の中央にエンジンを配したうえ、横置きにし、アンバーボーンという徹底的な低重心の設計が大いに効いています。
自転車のように細いタイヤですが、しっかりとグリップしています。
最近思うのですが、バイクも自動車もデザイン重視で扁平タイヤを履く傾向にありますが、ずっと細いタイヤでも十分走行性能を保てるような気がします。
【ブレーキ性能】
一番の不満はこれです。
まず、初期制動が鈍いです。
少し強めにかけなければ、効きません。
また、リアブレーキを強めにかけないとだめです。
多くのバイクはフロントブレーキを強めにかけると思うのですが、カブの場合はリアブレーキをしっかり踏まないとだめです。
一度だけ、パニックブレーキを経験しました。
前方の車が急ブレーキを踏んだのです。
このとき後ろの車に気を取られていたので反応が遅れ、ブレーキを思いっきりかけました。
結果、リアタイヤがロックして止まりました。
このとき、恐怖よりも安心感が沸いてきました。
きっちりかければロックするぐらい効くんだなあと。
【乗り心地】
一人乗りのサドルシートで、私はなるべく後ろに座っています。
長時間座っているとおしりが痛くなるとあまり評判のいいシートではありませんが、私はさほど不満に感じません。
オフ車歴が長く、もっとつらいシートを経験してきたためだと思います。
ステップは鉄パイプにゴムをさしただけのものです(タンデムステップの方が高そう)。
ふにゃふにゃして最初は嫌でした、今は多少なれたかな。
【取り回し】
最高です。
小さく、低重心な上、ハンドルの切れ角が大きいので大変軽いです。
ふらふらしない分、自転車よりも楽かもしれないと思うほどです。
センタースタンドはさすがに自転車並みとはいきませんが、女性でも大丈夫でしょう。
そのうえ、サイドスタンドまであるのはありがたいです。
Uターンもらくらくですし、いざとなったらべたべたに足が付くから不安感ゼロです。
【ライト】
暗いですが、何とか使える程度、ギリギリで赤点をクリアできた程度。
【ミラー】
実用的にもデザイン的にも、何も不満ありません。
【そのほかの装備】
非常に使いにくいヘルメットホルダー
キー穴がメットのシールドの陰になり解錠しにくいです。
他の場所に取り付けられないのでしょうか。
便利そうなコンビニフックだが、「返し」も「とめ」もないので振動でコンビニ袋がはずれそう。
また、大きめの袋だと、左足に干渉するので、見た目ほど役に立たない。
デザイン上の最大の特徴となるレッグシールドは細身であるため風は当たるが、泥跳ねは防いでくれる。
ただ、ステップ前方に足を乗せると干渉する。橋吉の靴サイズは26cmだからとりわけ大芦ではないのだが・・・
【燃費】
平均燃費は48.7km/L
これは、カブ110ではかなり悪い数字。2速、3速で引っ張るためだと思います。
カブ110独自の2段クラッチに関してはいろいろ述べたいことがあるので、次回にしたいと思います。
ここでは紹介してない改善点もいろいろあります。ウインカーがプッシュキャンセル式になって左へ移動し、前サスがテレスコピックサスになり、後サスは角形フレームに変わっています。
しかし、基本設計・デザインが守られているところはすごいです。
カブも昔と比べて良くなったんですねー。
ベトナムやタイでは、すごいカブ人気のようですがシンガポールでもですか。おっしゃるとおり、たとえYAMAHAやSUZUKIでも日本で見たことのないバイクがいろいろあるはずです。WAVEには125cc版もあるはずですが110cc版およびその兄弟車がいろいろ発表されているところを見るとこのエンジンはヒット作だったのでしょう。
燃費はだんだんよくなってきています。エンジンに当たりがついてきたのと暖かくなってきたからだと思います。2ストでは比較になりませんが、走りでは逆に勝てません。
デザインスケッチが先にあってエンジニアがそれに近づけていく製作過程の製品があります。奇抜なデザインは目を楽しませてくれますがじきに飽きます。反対に、使い勝手を追求してくとこの形になるといった機能美を追求した製品のデザインは地味ですが飽きが来ないような気がします。
それにしても48.7km/Lの燃費って凄いですね。これでも悪いのですか・・・アドレス110(2スト)の燃費は計算した事がないのでわかりませんがきっとカブの方がケタ違いに良いのでしょうね。
SevenFiftyです。
カブ号は日本の風景に馴染んでいます。
日本人の平均的な体格にも似合っています。
質実剛健で虚飾が無く、良く働くところが日本人に受けるのでしょう。
低速ギアは荷物満載時の発進のためです。レッグシールドはデザイン的なこともありますがコストダウンかもしれません。タイヤも燃費と交sとダウンだと思います。燃費追求とともにコスト追求でもあるのです。
ブレーキもどちらかというとコストダウンでしょう。
そちらにおじゃまするときは埃をまぶしていくことにします。たしかに、11-11号・むにゃあ号ではこうした対策がなされているのですね。
そうですね。タイヤ径が少し変わるだけでも走行性能はけっこう変わりますね。これはフォーサイトでも言えますね。
タイホンダからでているwave110iというバイクは同じエンジン・駆動系をもつ兄弟車です。このバイクの前輪はディスクブレーキなので、移植できるかもしれませんが、いまのところ実践報告はないようです。
インプレです。インフレでもテンプラでもありません。
従来のカブは3速でしたがカブ110より4速になりました。このエンジンはタイホンダで開発されたものです。あちらの国ではカブに3人乗りをしたり、荷物を山積みにしたりしますよね。それでも発進できるようにギアを低めに設定されているのです。
田舎暮らしだからこそ、駐輪場の余裕があります。現在は・・・・。数年後、子供達が免許を取ると自動車なしでは暮らしていけない田舎だからこそ、駐車場が一杯になります。そのときの対策を今から考えておかないといけません。
カブのデザインは非常に理にかなっています。おっさん臭いのというのは思いこみで、じっくり見るとその機能美がわかると思います。さすが、ハマのおネエさん達はその辺に気づいてらっしゃるようですね。
バランスの良さはスクーターに対する最大のアドバンスだと思います。逆に発進時のもたつきは、高回転を維持して素早いチェンジとおこなうことによってある程度はカバーできますが、目を三角にして乗るより、おおらかに乗った方が気持ちの良いバイクでもあります。
ひっぱりの効かない低速ギア、チャリンコのような細いタイヤ、空気抵抗を必要最低限に押さえたレッグシールドも燃費を追及した結果なのでしょう!?(知らんけど:笑)
そう考えると、効きの悪いブレーキもその一環なのかもしれませんぞ!
それにしてもピカピカです!阪神尼崎や神戸の高速長田あたりに一晩置いておけば確実になくなりますねぇ~
ディスクに換装は良い考えだと思いますが、ますます危険です!
パワーも街中で使うには必要じゅうぶん以上なのでしょうか。
ブレーキはディスクブレーキなら、大径のディスクに換装すれば解決なのですがね。
カブの110って、信号で前に停まると、出足は悪そうだけどすぐに80キロくらいまで加速していくような印象があります。出足が悪そうというのは変速でもたつくということでしょうか。
2速、3速で引っ張るということは、4速まであるのかあ。3速までって思ってたのは、それは50ccか。
気軽に乗り出しができる原2種がほしいですが駐輪場の問題が・・・。
きっと彼女達は、カブの底力を分かってないのでしょうけど。
このクラスで、これだけ基本に忠実に作られているとは、世界のホンダの成せる技なのですかね。
バルちゃんも株主だったんだ!知りませんでした。よろしく先輩!
おそろしく、低速で粘るエンジンですね。数字だけではわからないすばらしさがあります。
カブのすごさはその安定性です。しかし、その基本設計は初代からほとんど変わっていませんので、驚きです。
なかなかに元気良く走るカブに何度も出会います。おっしゃる通りギアチェンジの関係で出足は若干もたつきますが、スピードが乗るとリード100では追いつけなくなるし、コーナリングは明らかに速くヒラヒラさせて楽しそう。さらに、少しくらいの雪道でも難なく走り抜けていく姿は憧れなのです。
チコットした買い物、おばあちゃん家、配達に、あとは放置。
でも動くから凄い。
ホンダのエンジンは最強だと思っています。
でも、変にとんがるのではなくて、そのことが一番大事なはず・・・真面目に作られたバイクと言うこと。
しかし、これだけ奇麗な車両は、余り目にしたことがないのが悲しい様な気もします。
そうです。サイドスタンド出したままエンジンは始動できますし、始動中にサイドスタンドを出しても止まりません。何速でも。危険防止という観点でいえば、一般のバイクと変わらないのですが・・・。実用性の方を重視したためか、往路が乗ることを想定してのことか・・・。
スタンド出しっぱなしで大丈夫なんだ、と思ったのですが、普通のカブもそうなんですね~。