尾張の国の一之宮はわかりやすい。
その名も一宮市の真ん中にある真清田神社(ますみだじんじゃ)です。
しかし、もう一つ一之宮を名乗り出ている神社があります。
大神神社(おおみわじんじゃ)です。
私は尾張の民でありながら、ずっとこのことを知りませんでした。
おそらく一宮市民の90%以上は知らないと思います。
大神神社は名鉄尾西線観音寺駅と本線妙興寺駅の中間地点にあります。
このあたりは一宮市市街地のはずれであり、民家・町工場に混じり、畑も点在しております。
神社の規模は小さく、失礼ながら村社にしか見えません。
常駐の神主さんもいないようです。
入り口には「式内社 大神神社」という石碑がたっていました。
また、拝殿には「尾張國 一之宮 大神神社」と書かれた木札がかけてあります。
市指定文化財の木造狛犬の説明がありましたがしまってあるのでしょうか、見あたりませんでした。
場所も規模も知名度も真清田神社とは比較になりません。
しかし、清掃はしっかり行われており、決してひけを取らない状態でした。
落葉の季節に訪れたのにかかわらず枯葉が掃き清められておりました。
近所の方に愛されているのがよくわかります。
尾張にも大神神社があったのですね。
私の住んでいる奈良県桜井市にも、字も読み方も全く同じ「大神神社(おおみわじんじゃ)」があります。
場所は、奈良県桜井市三輪(みわ)、JR桜井線に三輪駅のそばにあります。
詳しくは知りませんが、大鳥居が有名で、確か最近まで日本一だったとか。
今年の初詣も参拝しました。
この神社のご神体は、後ろに控える三輪山になります。
そこに住む白へびを祀ってありとかで、お供えに生卵が供えられることもあります。
尾張の神社とはどんな関係になるのでしょうね?
こちらの大神神社についての詳しくは、こちらを見てください。
↓ ↓ ↓
http://www.oomiwa.or.jp/
おそらく、大和の大神神社の分社ではないかと思います。
他にも栃木県栃木市にも大神神社があり、下野国最古の神社といわれているらしいです。
また、岐阜県揖斐川町の三輪神社も関連があるようです。
桜井市の大神神社は大和の国の一之宮ですから、そのうち訪問したいと思います。