デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



西の阿形



東の吽形

金剛力士は、仏教の護法善神(守護神)である天部(仏教における神々)の一つである。私はなぜか未だに仏教に神々がついていることに違和感を覚えることがあるのだが、仏教と無関係ではない古代バラモン教の神々との関連については興味を覚えるようになった。こちら(ウィキペディア)などは参考になると思う。
東大寺の南大門には東西に木像の金剛力士像(仁王像)が配置され、参拝する人々をいかつい形相で見下ろしている。小学校の頃にはまったく注意を払わなかったが、今見ると本当に圧巻であった。
造像は鎌倉時代1203年(建仁3)で、作者は大仏師運慶・快慶・備中法橋・越後法橋の4人が弟子と共に75日間で作り上げたそうだ。
像は解体修理を経ているそうだが、造像されてから初めて解体修理をされたのは、なんと1988年(6年かけて修理)だそうである。700年以上もその堂々たる威厳を保ち続けていたというのは、驚きのほかない。
南大門では金剛力士像を見ることなく、そのまま本堂へ向かう人が少なくなかったが、少しでも時間があるなら、南大門でちょっと立ち止まることをお奨めしたいものだと思った。

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