立派な組物(くみもの)だ
パンフレットによれば「組物は、軒の出より、古代で最も格の高い三手先組物」とのことだ。
高欄の束(つか)の上に付けられている宝珠の色玉
色玉は五行色に対応させている。古代中国の五行思想(ごぎょうしそう)がここで出てくるとは。火・土・金・水・木と相生(そうしょう)することで知られるが、画像の色玉は黒だから水を表しているようだ。
ちなみに束(つか)とは束柱(つかばしら)のことで、上段の横木と下段の横木の間に(縦向けに)入れて上の横木を支えるための柱である。
高御座(たかみくら)
次回も大極殿内部。