12/30(火)
西から昇ったお日様が東へ沈む
天才バカボンになったような気がしてならない、
てか、方位がさっぱりわからんってどういうこと?
天気がいいのにそんなことってありえる?
昨夜、さわやかから戻って、屋上の露天風呂に行った。
しかし、周囲は真っ暗で、どこがどうなっていることやら。
かろうじて、ホテルの北側を東名が走っていることはわかった。
そして、南側にオリオン座が見えていた。
夜が開ける前に目が覚めた。
屋上の露天風呂は6時30分までは女性専用、
6時45分から男性専用となるので45分にいそいそと。
東名が左手を東へと延ばす先に富士山が見えた。
今日もいい天気だ、そう思う。
しかし、10分後、日が昇った、あらぬ方向から。
あれ?南?あれ?富士山が知らないうちに移動した?
すっかりアタマが悪くなって部屋に戻る。
1階で嫁さんが朝ごはんを食べるのを眺めて、
9時過ぎにはチェックアウト。
嫁さんが探し出した観光スポットへと向かう。
ホテル前の県道34号を北上し、谷口橋で大井川を渡る。
そこから2kmぐらい上流へ。
大井川蓬莱橋
世界一長い木造歩道橋としてギネスが認定しているらしい。
下から眺めると確かに木造だとわかる。
右岸の小屋で渡橋料100円を支払って、
片道900mのぎしぎしいう橋をてくてくと。
しかし、コレが強烈な風に吹き曝されて、
体温はぐんぐんと低下する。
渡りきった先に何やら施設があるけれど、
旅路は長いし、おまけに寒すぎる。
しかし、戻ってきた中間点で河口から左へ45度ぐらい。
富士山だよ、富士山
嫁さんはそう主張する、わからんでもない、
肉眼で微かに白い物体、雲ではないことは確か。
そこで、またもバカボンになる。
太陽は河口方面に見える。
ここは太平洋側、大井川は南の駿河湾に向けて流れる?
太陽が南に?
富士山が南東に?
さらにアタマが悪くなって大井川から逃げ去る。
元来た道を戻り、県道34号から国道150号に入り、
ひたすら南下する・・・南下?
ここでようやく気付く。
大井川は東へと流れて駿河湾に注ぐ、ということに。
つまり富士山は北東方向にあることになり、
天才バカボンはいないということ。
地頭方交差点で左折して県道241号をかすめて一般道へ。
海沿いをちょっと走る。
御前崎海鮮なぶら市場
鮮魚から海産加工品までかなりの品揃え、
そしてかなりの人出、年末の買い出し?
嫁さんの実家へのお土産も買ってから、
すぐ横のマリンパーク御前崎に行ってみる。
そして、暴風に吹き飛ばされてマーチに逃げ戻る。
県道357号で御前崎をぐるっと。
御前崎・遠州灘県立自然公園
すぐそこに御前崎灯台が見える。
橋を見れば渡る
高いところには上る
それを旨としてきたけれど、狂ったような暴風で、
さすがに身の危険を感じて断念する。
代わりに357号を渡る。
静岡県最南端の岬
これまでずっと駿河湾沿いを進んできたけれど、
ここからは太平洋、そりゃ風も波も強いハズ。
この碑からも吹き飛ばされるように駐車場に戻る。
マーチの中でルートを確認していたら、
強風でぐらんぐらんと、盛大に揺れる。
ホントにヤバいので、県道357号を西進する。
御前崎市から袋井市を通過し、磐田市に入る。
天竜川を渡って浜松市に入ったら県道315号へ。
国道1号を越えたら目的地はすぐ。
かんたろう
浜名湖辺りまで行ければ、鰻屋はもっとあった。
しかし、ここで既に13時。
しかも、けっこうな人気店だし、ここに決定する。
店内には4組が待っていたし、次々とお客さんが来る。
15分ぐらい待って2階の座敷に通される。
漬物盛り合わせ(430円)
鰻屋で焼き上がるのを、酒を飲みながらコレで待つ。
だから、いい鰻屋かどうかは漬物の善し悪しで判断する、
それが大人のたしなみというヤツらしい。
まあ、ウマいからいいんだけれど。
白焼ごはん(2,980円)
関西風なので表面はかりっとしているけれど、
中はふっかふか。
普通はわさびと醤油で食べるけれど、
醤油だと香りが消えてもったいない。
塩を少しつけるぐらいがちょうどいい。
嫁さんもかなり気に入って、ぱくぱくと。
うな重(2,780円)
人気No.1メニューらしい。
確かにウマいし、焼き上がりもちょうど。
甘過ぎないタレもいい感じ。
ただ、白焼きを食べてしまうと・・・
1時間ぐらいかけて堪能して表に出る。
後は1時間前に越えた国道1号を進めばいいだけ、
長かった旅も終わるハズ・・・。
旅先ではなるべく土地のものを食べるようにしている。
だから、日立でガストに入るのには抵抗があった。
チーズINハンバーグを初めて食べるということで、
一応は納得したけれど・・・しかしなあ。
三保の松原で寒風にさらされて、
鼻水でぐずぐずとなり、ノドまで痛くなる。
国道150号を西へ進めば右手に日本平や登呂遺跡、
左手には当たり前のように駿河湾。
ただ、もう疲れ果てているので、静岡ICから東名に入る。
すぐに安倍川を越え、焼津ICを通過する頃には日も暮れる。
大井川を渡ればすぐに吉田IC。
泊まるホテルは道の反対側なので、
そのまま進んでセブンイレブンの駐車場でUターン。
バローなるスーパーで買い物をして、ホテルへと向かう。
カンデオホテルズ静岡吉田
予約するときにチェックイン時間を入力するけれど、
適当にこれぐらいだろうと18時にしたら、
ちょうど18時に到着、神か?
マッサージチェア付きという妙な部屋。
ツインにしたかったけれど・・・。
腹が減ったのかどうかもわからないけれど、
あこがれの店を目指すことにする、iPadを頼りに。
駐車場からマーチを引っ張り出して、
県道34号、国道150号を進んで吉田町役場の先。
炭焼きレストラン さわやか 吉田店
嫁さんの職場の人たちが勧めるのか、薦めていないのか、
それはわからんけれど、とにかく話題になっていた店。
ただ、静岡市まで行かなければ店がないから、ちょっと無理。
なにしろファミレスだからねえ、そうは言っても。
店内は家族連れと女性客でほぼ。
メニュー的にはガッツリ男系なんだけれど。
農園サラダ(410円)
淡路産のタマネギがどっさりと。
磐生福立菜という青菜の正体はさっぱりわからなかったけど。
げんこつハンバーグ(1,058円)
オーストラリア産の牛肉100%の肉塊を、
店員さんが目の前で半分に切り、ソースをかけて、
フォークとナイフで鉄板に押し付けて火を入れる。
所詮ファミレスとなめてかかっていたし、
期待値が低かったせいかもしれないけれど、
コレがアホみたいにウマい。
昼のサバよりもウマく感じるぐらい。
250gという正気の沙汰とは思えないボリューム、
おまけにつなぎもないから完全に牛肉だけれど、
2人でしっかりと食べられる。
何だか1人でも完食できそうな、そんな気すらした。
もちろん気だけれど。
鉄鍋ビビンバ(626円)
ハンバーグ2人前は無理なので、
炭水化物と野菜を摂取できるこのメニューにした。
ひき肉はハンバーグで使っているものと同じだけれど、
ナムルでまったく違う肉のように感じる。
何だろ、この満足感。
東京にも出店してくれないかな?
無理ならせめて御殿場でも。
気楽に行けるのって、その辺りまでだし。
明日の昼も?
いや、それはさすがに無理だけれど・・・。