ぱたぱた仙鳩ブログ

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梅が咲きました。

2012年02月04日 | インポート

Ume 2月4日(土)、朝、近くの天神社に散歩に行くと、今年初の梅が咲いていました。紅梅一輪です。

2012年に入ってから寒い日が続いていて、今年は梅の咲くのが遅れていました。この南国徳島でも、何度か雪が舞いました。数日前から、つぼみが赤く染まってきていましたが、ようやく第一輪目が咲きました。

梅といえば思い出す句がこれです。

梅一輪 一輪ほどの あたたかさ    嵐雪

梅が一輪ずつ咲くごとに、天候が暖かくなっていくということです。作者の服部嵐雪は淡路島に縁が深く、大滝山にも嵐雪の句碑があります。

服部嵐雪(はっとりらんせつ)承応3~宝永41654~1707)享年54歳。江戸湯島の生まれ。父親が淡路の酒屋の子。別号は嵐亭治助・雪中庵・玄峰堂など。武家奉公。松尾芭蕉に入門。江戸蕉門を宝井其角と二分するが、晩年禅に執心して剃髪した。

これから、梅がどんどん咲いて、春らしくなっていくことでしょう。

それにしても、実家の長野県や北陸・北日本はまだ雪が降り続いているようです。同じ国に住んでいるのに、この気候の違いといったら驚きます。今年は特に雪が多くて雪かきがたいへんでしょう。南国は、雪が積もらず、タイヤも変える必要がありませんし、雪かきもしなくて済みます。雪のふらない地方の人たちは、雪に対するあこがれがあるようですが、一度でも雪国に住んだ経験のある人は、その大変さを知っていますから、雪を見ても喜べません。

雪国の皆様、くれぐれもお気をつけください。春は一歩ずつ近づいていますよ。