8月4日(土)、標記の教員展は明日、5日まで徳島駅前の四国大学交流プラザ3Fのギャラリーで行われています。
昨日は、一日受付をしていましたが、知人の方もたくさん来て頂き、ありがとうございました。
この教員展は毎年テーマを決めて、各教員が必ず1点以上のテーマ作品を展示しています。今年のテーマは「阿波」です。
私は今年は4点の作品を出しました。
1.「全臨 松浦七橋行状」・・・長尾雨山が昭和7年に書いた「松浦七橋行状」の軸を臨書して6曲半双の屏風に仕立てたものです。松浦七橋は名は徳次郎。明治から昭和初期にかけて活躍した徳島の有名な政治家・実業家であり、漢詩・短歌・俳句・華道・茶道などに秀でた文人でもあった人です。8月8日に徳島市寺町の源久寺で行なわれる松浦家法要で展示させて頂く予定です。
2.阿波言葉「やるでないで」・・・今年の4月に行なわれた徳島マラソンの標語を作品化しました。
3.眉山詩書画・・・初めて水墨画作品に挑戦しました。上部には、新居水竹が大滝山を題材に詠んだ漢詩を雲に見たてて書いてみました。
4.幸福論(ハングル版本体)・・・数年前に韓国から買ってきた筆筒に書いてあったハングルの詩を作品化しました。言葉の内容がすごくいいのです。
「幸福な人は希望と喜びと愛に生きる。不幸な人は憤怒と嫉妬と絶望に生きる。」
逆説的ですが、どんな状況の中でも、希望と喜びと愛を抱いて生きるならば、人は幸福になれるのだと思います。
あと1日だけ交流プラザに展示し、全作品の半分ほどは、8月8日午後からしばらくの間、四国大学の書道文化館1Fに展示いたします。
お時間のある方は明日、交流プラザへどうぞ。
これを見た後は、ぜひ籠屋町商店街アーケードの横断幕も一緒にご覧ください。
なお、明日5日は、四国大学のオープンキャンパス、全国高等学校書道展の表彰式が予定されていて、多忙な一日です。展覧会場には行けませんのであしからず。