ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

阿波おどり

2012年08月15日 | インポート

Awaodori_2 8月15日(水)、阿波おどりの最終日です。商店街には時々いろいろな連がねりこんできます。

その度に鐘・太鼓・笛・声の大音響がアーケードに響いていました。

前にブログに載せた横断幕も、阿波おどりの本番の時は別な雰囲気に見えます。商店街が人で一杯になるので、写真を撮ると写真の下半分は人ばかりで地面のタイルが全く見えなくなるからです。

阿波おどり期間は、一日の観光客が35万人ほど、4日間ではのべ135万人ほどになるほどです。1日だけいる客もいれば数日続けて観る方もいるので、実際に徳島市を訪問される方はどのくらいかわかりませんが、徳島県の人口が約70万人ですから、阿波おどりの間だけは、街が一変するのも当然です。

Awaoudannmaku1今日の夜が最高に盛り上がります。天気もなんとか持ちそうです。


阿波おどり垂れ幕

2012年08月15日 | インポート

Taremaku3_2 8月13日(月)、東新町商店街アーケードで、阿波おどりの連の名前を書で書いた垂れ幕を垂らす活動に協力しました。

これは、昨年秋のまちなかキャンパスで長谷川晋理さんから提案があったものですが、いよいよ計画を実現したのです。

阿波おどりは既に前日の12日から始まり、街は活気に満ちています。12日だけでこのアーケードには約30連が踊りながら通りました。その歓迎の意味を込めてその名前を学生が書で書くのですが、それをアーケードでデモンストレーションとして行なうという企画です。

Taremaku5_2 これに2名のゼミ学生に協力を求めました。4年生の岡加奈枝さんと稲井由香さんです。文字の事前練習もなく、その場でいきなり作品を書くには、身についた実力が問われます。

2名は汗だくになりながら約2時間半、大勢の方が通る前で、約30連の名前を書き上げました。通る方々はほとんどが立ち止まって、学生が書く場面を興味深そうに見ていました。写真を撮っている方もいました。途中、NHK徳島のカメラも撮影に来ました。

垂れ幕の大きさは幅48㎝、長さ2mです。出来上がった作品には本人たちの印を押しました。

Taremaku2_2 出来上がって少し乾かしてから、祭りの実行委員の皆さんがその場で2枚を背中合わせに貼り合わせて金具を付け、早速アーケードに飾りました。やはり、書が入ると空間が締まる感じがします。祭りらしい雰囲気が演出できました。「歓迎」の文字だけは朱墨を使いましたので、少し華やかになったようです。

また、アーケードに書を飾る新たな方法を知りました。少しずつ新しいタイプの展示ノウハウを蓄積しています。

阿波踊りは15日で終わりですので、16日にはこの垂れ幕も撤去されると思います。

Taremaku1_2 書の持つ力がまだまだいろいろな場面に使えることを感じます。

この日は昼間は暑かったのですが、夕方から雨が強く降り始め、でもその土砂降りの雨の中でも阿波おどりは予定通り実施され、びしょ濡れになりながらおどる皆さんのエネルギーに感動しました。

また、この書道企画の最中にもアーケードにはいくつかの連がおどりながら通り、「見る阿呆」になりながらの制作でした。