ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

書道生活入門・仮名書法の作品展

2015年02月03日 | 日記

2月3日(火)です。先週から、四国大学書道文化館1Fのギャラリーで、標記の展覧会が実施されています。

看板も作品の一つです。

工芸的な作品がたくさん展示されていて楽しいので、何点か作品を紹介します。下の作品は、発泡ウレタン板に書を彫刻した作品。いろいろな色の板があるので、華やかです。材料はホームセンターに売っています。

次は、藍染め作品。四国大学には「藍の家」という施設があって、藍染めができます。漂白剤入りのノリで書くと白抜きの書ができます。

ガラス皿に施した、「サンドブラスト」です。書の原稿を元に、ビニールテープで型を作り、砂を吹き付けてガラスを削る機械にかけます。

これもLEDプラ板にサンドブラストを施した作品です。暗い中では幽玄な雰囲気で光ります。

この他、美しい料紙に書いた仮名作品もたくさん展示されています。料紙も実際に自分たちで作ります。

書道は「文字を書いて伝える」という実用から生まれた芸術ですから、時代が変わっても身近な生活の中に、その時代の素材も活かしながら楽しむことが重要です。私たちの先祖もそのようにして書道を進化させてきましたから、「古いものを守る」と同時に、21世紀にも、22世紀にも、その時代の書道を作っていくことが、本当の意味で「伝統文化」をつなげていくことだと思います。

たぶん、今週末までの展示だと思います。ぜひご覧下さい。