5月17日(日)、午後に四国大学で標記の会が実施されました。学生や一般の方々がたくさん参加され、三つの講演が行われました。まずは阿波掛軸堂代表取締役の越智憲一郎氏が「書とビジネス -阿波掛軸堂の活動を通して-」と題してお話して下さいました。
越知氏は徳島の若手実業家の代表でもあり、徳島産業界の牽引者の一人です。大学に対する厳しい注文もありましたが、現代社会で書は確実に求められている。あとはそれをプロディースし、売り込む方法を考えていくことが必要だということでした。この会社で働いて4年目で、社長の片腕になって活躍中の卒業生、日野出夏穂さんも同行し、後輩へのアドバイスをくれました。
次には蓑毛政雄先生の「会津八一のかな」というもので、映像を通して奈良にある八一の歌碑の数々を紹介していただきました。
最後は、鳴門市立図書館長である高田博子氏の「図書館司書の仕事について」というものでした。高田氏は本学の書道コースの卒業生で、司書から館長になった優秀な方です。ユーモアいっぱいに、図書館の現状に関するお話を頂きました。途中で、昔の物語の語り部となって実演していただき、学生も楽しそうに聴いていました。お仕事の中で、書道の技術も効果的に使っておられる様子に感心しました。この日は、香川県で図書館司書を目指している高校生も2名参加し、講演後に高田さんから様々なアドバイスをもらっていました。
様々な分野のお話を聞くと、視野が広がります。また次の仕事に生かしていきたいと思います。