ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

太田仙鳩書展 前半期展示状況

2024年12月26日 | 日記
12月26日(木)、午後に大学院1年生の邵昌淼(しょうしょうびょう)君を同乗させて、パネルの屏風作品の搬入に塩江美術館に行きました。展示も始まっていますので、状況をお見せします。大きさを感じていただくために 邵くんに写ってもらっています。


入口に大きなポスターを貼っていただいています。


お祝いのお花をたくさん贈っていただき、本当にありがとうございます。また、お菓子やプレゼントを美術館に預けていただいた方もいて、本日受け取りました。この場を借りて御礼申し上げます。
















妻の作った詩を書いた作品です。







今回は、この作品が最もメインの作品と言えるかもしれません。周囲の山の風景を背景に、弥生時代の先祖の思想やデザインを感じていただきたいです。








天井に飛ぶハチドリ。


こちらはコンドルです。



左側のテーブルのブックエンドには、過去に作った論文や著書を置いています。お時間に余裕のある方は、ご自由にお読みください。鑑賞終了後には、テーブル上の感想用紙に感想を書いていただければ嬉しいです。後ほど読ませていただきます。


藤澤南岳の書いた屏風一双です。陶淵明の「帰去来辞」に倣って書いた古詩が書かれていました。茶人の三澤宗包先生の所蔵品です。



この日はちょうど四国新聞の記者さんが来られていたので取材を受け、また知人の先生ご夫婦もご来館でしたので、一通りの作品解説をいたしました。

12月29日(日)~1月3日(金)は、休館日です。新年度は1月4日(土)から始まります。9時~17時までご覧になれます。なお、入館は16時半までです。
1月20日(月)には、40点の作品中の22点は別作品に入れ替えます。後半は少し雰囲気を変えて展示しますので、またお出かけください。

浙江大学教授による遠隔授業2024

2024年12月26日 | 日記
12月25日(水)、15~17時、S302教室で標記が開かれました。本学の大学院文学研究科と約20年間にわたって交流が続いている中国の有名大学の一つである浙江大学大学院担当の先生です。ここの大学院は「中国藝術研究所」という名前で、中国美術と書道が一緒に研究されている組織です。互いの大学の先生が年ごとに交代で相手大学を訪問して講義し、院生が短期留学することもあります。コロナ禍以降は、実際の訪問が出来なくなって、数年はZoomによる交流が続いています。5月には書道文化学会で王教授に発表していただきましたが、今回は所長である池教授が担当してくださいました。受講は大学院生だけでなく、教員や興味のある学部生も数名参加し、総勢で20名ほどの参加がありました。講義の題名は「趙之謙における魏碑書法と絵画の関係と探究」です。




今までは外部から通訳の方をお願いしていましたが、現在は中国人留学生がたくさんいるので、発表資料の通訳を2名の1年生中国人院生(趙若杉、劉子璇)にお願いしました。また同時通訳は趙若杉に担当してもらいました。彼女は日本語能力検定1級の合格者で、日本語も堪能です。


講義の途中では、実際に筆で書いて、用筆法の説明をしていただいたので、わかりやすかったです。


次年度は本学から渡邉周一先生が浙江大学に出向いて、特別講義をする予定です。学術交流は今後も続きます。
講義終了後は、大学院生たちが院生室の大掃除をしました。本日で、2024年の授業は終了です。お疲れさまでした。