ぱたぱた仙鳩ブログ

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卒業制作展 

2014年02月10日 | インポート

Sotsutenn32月9日(日)の午後には、卒業制作展の受付のお手伝いに行って作品の写真を撮ってきましたので、いくつかご紹介します。

右の作品は、私のゼミの3名の学生の合作で、「檜舞台」。卒業生にとっては、この卒業制作展がまさに檜舞台であり、集大成です。

Sotsutenn2次のは大作です。梅田弥佳さんの「西本願寺三十六人家集元真集」の模本です。全部で90枚の料紙をすべて手造りして、作品の臨書も行なった卒論研究そのものです。継ぎ紙も美しいし、下絵もすべて手書きで、かなりの時間がかかっています。

次のは、町田千佳さんのテーマ作品「春」です。

Sotsutenn1「雨」「蒼天」「蝶の舞」の3作品を壁面に配置し、壁面自体が作品になるように考えられています。

一種の刻字作品ですが、これ自体を額に見立てたところがユニークなところです。彼女は卒業論文で、額装について研究し、最後に行き着いたのが、文字自体を額にするという発想で、特に木で「蒼天」の文字の輪郭を切り取って作ったものがそれを最も端的に表現しています。

なお、制作には吉野川市の木工作家、藤原茂喜(「手作りの店 本郷」経営者)さんのご協力も得たそうです。ありがとうございました。

 

Img_5146_2次は、栗林睦さんの創作作品2点です。右は「夢」左は「盛年不重来」と書いてあり、卒業論文で研究した顔真卿の書法を上手にアレンジしています。

それぞれの夢をあきらめず、今後の人生の中で実現していってほしいと思っています。

まだまだ作品数は多く、とても紹介しきれませんので、ぜひ制作展を観に来てください。個性的な作品に満ち溢れていて、たいへん見ごたえがあります。

2月12日(水)まで開催しています。

なお、最終日は16:00までですのでお気を付けください。


卒業制作展 ほか

2014年02月09日 | インポート

Sotutenn126年2月8日(土)、いよいよ 今年度の卒業制作展が始まりました。この時期が卒業学年の総決算です。

四国大学の、駅前交流プラザ3Fにて、12日(水)16時まで展示しています。(通常は9:00~17:00)

休日が3日入りますので、余裕をもって見ていただける日程だと思います。

Sotutenn2バラエティーに富んだ魅力的な作品展になっています。ぜひご覧ください。

初日のこの日は、同じ建物の5階で卒業論文発表会も開かれ、卒業生18名が一人6~7分、パワーポイントを使ってわかりやすい発表をしました。

Soturonn1発表後に、先生方から質問を受けています。難しい質問にも、堂々と答えていました。

1年間の研究は、彼らを大きく成長させたように思います。

夕方には、市役所近くの千秋閣で、送別会が開かれました。

恒例の学年ごとの出し物でも、卒業生は大活躍です。

ジブリのアニメ映画の名場面を劇で表現しながら、その合間に書道パフォーマンスを織り込んでいくという、演劇と書道パフォーマンスのコラボ芸術を初めて見ました。

Soubetukai3若者の創造力というのは素晴らしいと思います。

どんどん新しい表現方法を考え出していきます。

卒業生の諸君は作品展示、論文、演劇と書道パフォーマンス、の3つの表現をこの日は見せてくれました。

Soubetukai1

卒業後の人生も、これだけの力があれば、必ず乗り切っていけると思います。

嬉しい気持ちでいっぱいになって帰途につきました。