ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

春の徳島

2018年03月14日 | 日記

3月14日(水)、朝、少し余裕があって、天気も良かったので、久しぶりに散歩に行きました。徳島市営陸上公園です。眉山が一望できます。かつてこの場所で映画「眉山」の一場面が撮影されたことがあります。

木蓮がほころび始めていました。

3月25日(日)に、この場所が「徳島マラソン」のゴールになるので、花壇も完璧に整備されていました。

あまりの温かさに、猫もうっとりと日向ぼっこです。

公園から南に100Mほど離れた場所に「蜂須賀桜」の植えられている場所があります。この桜は、ソメイヨシノより一足先に「さくら色」の花を見事に咲かせます。しかもサッと散らずに、その姿をしばらくの期間楽しむことができます。私はどちらかと言えば、ソメイヨシノより、こちらの桜の方が好きです。

青空を背景にしたさくら色はまた、何と映えることでしょう。

ヒヨドリがたくさん蜜を吸いにきていました。

寒かった今年の冬もようやく終わり、春はどんどん進行しています。

 


第5回仙鳩書展 作品入替

2018年03月14日 | 日記

3月13日(火)、標記の展覧会が17日(土)までですので、学生作品を一部入れ替えました。主として、先日の阿波市のかぜまーる展で出品されたものをお借りしたものです。

まずは3年の後藤知美さんの作品。彼女はかぜまーるではありませんが、この作品は、先日、勝浦町の「ひな祭り書道展」で展示されていて、入替の時にはずしてきたものです。いつも魅力的な作品を書ける学生です。

以下はかぜまーる展から移動しました。仲井眞歩加さんの作品。今回は彼女の作品は3点展示しています。センスがどんどん進化しています。

玉城千博さんの作品。額の使い方が素敵です。

星川遥香さんの作品。作品の配置と色使いが絶妙です。

矢部育実さんの作品。沖縄の方言で、「出会った人とは兄弟のように付き合う」という沖縄の友好的な精神を表す言葉です。

かぜまーるの5名は、この展示作品を作る前に、「阿波和紙会館」に行って、自分で紙漉きや着色をするところから、こだわって作っています。

3月17日(土)(9:00~19:00)まで、徳島市役所の南側に隣接する「千秋閣」1Fのパブリックギャラリーで展示しています。入場無料です。どうぞお出かけ下さい。

 

 

 

 

 


2017年度学生活動の優秀者・功労者表彰式

2018年03月14日 | 日記

3月12日(月)、標記の式に参加しました。クラブやボランティアの活動に熱心に取り組んでいる学生たちを表彰し、特に大会や展覧会で上位のクラブ加入者には、同窓会から奨励金が授与されます。

今年は、スポーツ関係の大会では、弓道・陸上・ソフトテニス・女子サッカー・女子バスケット・ライフル射撃などが特に大会で全国的な活躍を見せました。私が顧問を務める少林寺拳法部の学生2名も、中四国新人大会の演武で2位になりました。また、書道部からも高大展大賞・展賞受賞者が多く、地域のボランティア活動もたいへん盛んにおこなわれました。議会での書道部の書道パフォーマンスも地域貢献活動として評価されました。同窓会が、優秀成績を挙げたクラブ加入学生には奨励金を下さるので、加入者にとってはたいへん励みになります。

ここ数年、四国大学ではこのような学生活動に力を入れていますので、確実に成績がUPし、昨年の2倍ほどの学生が表彰されたように思います。すばらしいことです。

大学生は、授業で学問を学ぶばかりではなく、クラブ活動で様々な仲間と協力したり切磋琢磨することで大きく成長します。その経験が社会に出てから必ず仕事に役立ちます。近年、大学生のクラブ加入者は減少傾向にあるようですが、大学生にはアルバイトだけでなく、ぜひ何らかのクラブ活動も経験してほしいと思います。

自分が大学生の時のことを思い出すと、書道部と少林寺拳法部に入って活動する傍ら、学資を賄うためにアルバイトも相当していました。勉強にも決して手は抜いていませんでしたから、かなり多忙な大学生活でした。若くて体力もあったので可能だったと思います。でも、その時の経験は教員になってから、確実に役立っています。

今後も学生の皆さんの活躍を期待しています。

 

 

 


株式会社アプロサイエンスの企業理念 揮毫

2018年03月09日 | 日記

3月8日(木)の午前中に、鳴門市の薬品分析会社「株式会社アプロサイエンス」の企業理念の表示を、3年生の宇良樹希君が書かせていただきました。四国大学の藍の製品開発の共同研究をされている企業です。企業の詳細は、下記サイトをクリックしてください。

https://brand.aproscience.com/

岡部慎司社長は、かつて徳島ビジネスチャレンジメッセの折に、学生が書いた書を見て、興味を持たれたそうです。1ヶ月ほど前に学科に依頼があったので何人かの学生の作品の写真をお見せしたところ、社長さんが宇良君の書を気に入って、書くことになりました。そこで企業理念の文章を宇良君に渡してしばらく練習期間を設け、この日に社長さんの前で実際に揮毫してもらうことになりました。縦1.5m、横3mの巨大な用紙です。この日は、社長さんと、お二人の社員の方がお見えになりました。早速、宇良君が書き始めます。

緊張の面持ちで書いています。1時間ほどで3枚を書き終えました。少しずつ位置を調整しながら改善を加えました。使うのは最後に書いた作品に決定しました。落款には、宇良君本人の姓名を刻した大きな印を押しました。

素晴らしい作品です。社長さんも大満足でした。この後は、表具屋さんにパネルに仕上げていただいてから、社屋に展示されることになります。

この後、宇良君は半切の半分ほどの紙にも書きました。こちらは社長さんがスキャナーで読み取ってから、印刷物に使用するそうです。

学生の書を、重要な文字デザインとして社会の様々なところで使っていただくようになってきました。学生も勉強のし甲斐があります。ありがたいことです。

 


勝浦町SSOでのシンポジウム

2018年03月04日 | 日記

3月4日(日)、標記の会が13時からあったので、早めに家を出て、先に勝浦町坂本の「風の駅さかもと」に書道作品の展示替えにいきました。この日は、一気に気温が上がって、ポカポカ陽気でした。

大好きな稼勢山(かせやま)です。座っている雛人形の姿に似ています。

沿線には、紅梅が美しく咲いていました。

色の濃いのもあります。

鴻本さんはお留守でしたが、3点ほど展示替えをしました。一部だけ紹介。左から1年生の宮崎さん、3年生の星川さん。

食事のあと、勝浦町SSOに行くと、会が始まった直後でした。学長さんのお話のあと、この日のメインの吉田基晴氏の講演。東京から本社を徳島県美波町に移したIT企業の経営者です。現在は新たに株式会社「あわえ」という企業も興した社長です。詳しくは下記のサイトをご覧ください。今、日本的に注目されている方で、彼の生き方が映画化されることが既に決まっています。地域における事業や今後の日本の進み方に関してたいへん示唆に富む内容でした。今は過疎地が最先端の場所だという認識には、目からうろこが落ちるような気がしました。

http://www.awae.co.jp/lecture

休憩のあと、パネラー4名、司会が学長先生によるバネル・ディスカッション。吉田氏に勝浦町在住の3名が加わりました。左端の女性は四国大学文学部日本文学科の1年生の松田さんです。香川県高松市出身で、四国大学入学後に勝浦の祖母の家に住み始めたそうです。新たに住み始めて感じた、興味深いエピソードなどがたくさん聞けました。

最後は、生活科学部デザインコースの2年生3名による、各自の作品のプレゼン。夏休みに勝浦町に2週間滞在しながら制作した作品です。上手にプレゼンができました。

たいへん参考になるシンポジウムでした。

会場の後ろには、書道文化学科の学生の書いた軸が展示されています。町の方が詠んだ俳句・川柳・歌詞の作品化です。

展覧会自体は、「風の駅さかもと」が3月18日まで、SSOと人形文化会館が4月8日まで続きます。

3月18日(日)には、4年生の渡邊君を同行して、現地での揮毫会もしようかと考えています。