
すずのこ平にあるというイワウチワを目指して歩きますが、お腹も減るし雨も降る。どうしようと思っていたら目の前に避難小屋がありました。丁度お昼前。雨を避けてほっと一息。2.3分ですずのこ平と書いた道標がありました。先日見てきて葉を知っているreikoさんが「どうもこれみたい」といいますが花はなく探しつつ県境三叉路の方へ下ることにしました。先ほどまでの雨は、おさまり山陰側がかすかに見えます。天気がよければ大山も見えるのですが・・


reikoさんがスズタケが茂っているのに頭を突っ込んでは探しています。暫くすると「あった!咲いている!」発見しました。



雨に濡れて重たそうに下を向いているのや今にも散りそうなのまであります。


何とか持ちこたえています。咲いていないのは色が濃いけど白に近いのが多いです。

諦めずに探して見られたのですから皆大興奮しました。来年良い季節に来ればいいことです。ここにあることがわかったのですもの~。足取りも軽く両側にスズタケをみながら広い道を行きます。


ここの山はエンレイソウが多いですね。かなり大きいのが固まって目に付きます。
サンカヨウの葉みたいなのがありますが花がないので、30年前から見ていないので自信がなく、これはサンカヨウなんだけどな~~と思いつつ歩いていました。すると前を歩いていた人が「サンカヨウが咲いている~」と呼びます。よかった、やはりそうだった。

大きな葉にちょこんと花茎が伸び開花していました。


ユキザサもたくさんありますので咲いたらさぞかし綺麗だろうと思います。チゴユリもたくさんありました。三叉路分岐でもう13:50分なので下山することにします。

オオカメノキは、雨にも負けず元気に葉をひろげ遠くから目立つ花です。こうしてみると本当に亀の甲羅に似た葉ですねえ。高知では虫に食われてこんな見事な葉を見たことは少ないのですがここはまだ寒いので虫も居ないのでしょうね。

下るにつれ又天気が悪くなってきガスってきて、幻想的な雰囲気になってきました。カメノキがこんな風に見え出し先ほどまでとはえらく違います。

すぐ後ろの皆もこんなに見えます。かえで園地の休憩小屋もなかなかよく見えるから不思議。

朝とは景色が、一転してしまいました。足元には小さい花たちがずっと咲いているのですが雨のために朝よりうなだれた為見えにくくなっています。

雨具を身に着けているので水場に咲くザゼンソウを見るには関係ないので散策を続け次々見つけては、ここにもあそこにもと歓声を上げにぎやかに歩き回りました。普段写真で見るときには、葉がないのにここではもう大きなのをつけていました。ガスった中で葉に隠れたエンジ色をしたザゼンソウはさがしにくいかなと思ったんですが目が慣れると不思議なもの、見つけられるのです。思っていたより小さく達磨大師とは似ても似つかなかったです。ミズバショウよりずっと小さく1/3くらいでした。


まゆみ園地の大マユミ。樹齢200年以上の木が12本もあるので秋にはこのマユミを目当てに入園する人もいるとのことです。

管理センターでは、薪を焚いて暖をとっている人がたくさんいました。私たちも寒かったから随分助かりました。ここで用意されているお湯を使わせてもらいコーヒーでオヤツをし今日の充実した長い散策を終えました。

コースは、登山道入り口②ー熊押し滝ーぶなの平園地ー奥ぶなの平ーすずのこ平ー県境三叉路ー登山道入り口②
長い距離運転してくれたreikoさんありがとうございました。
香川の4人の皆さんありがとう。又、出来れば一緒に行きたいので宜しくね。