樹木
先日不入山に行く途中気になる木の花を見かけた。黄色で花が大きく、葉がない。それがとにかく目立つ。葉山周辺に7本木がある。そういえば昨年も気にかかり調べたのだがわからずじまいだったのを思い出した。今年は花好きの知人が、先日ここを通過している。ひょっとしてと訊ねた。車から降りて地元の人に聞いて知っていた。「ブラジルの桜」だと言う。それから一所懸命調べた。
こんな花がどうして「ブラジルの桜」なんだろう?葉より先に花が咲くのは桜に似てはいるがそれ以外はどう考えても違う。調べていくと此花は沖縄にはあり並木にもなっている所があるだそうです。イッペーと言われているのがわかった。
「イッペー」とは沖縄の方言で、たくさん、とても、などという意味。トランペット状の花をたくさんつけるから? と思ったら、原産国のブラジルでIpeと呼ばれていて、《国花》だそうです。これで本当の名前がわかりました。
黄色だけではなく、紫・白の花もあることもわかりました。、桜なのだからその色ではおかしいのではと少し悩んでもっと調べましたらピンクもあるんだそうでようやく納得しました。日本から移民して暮らしているブラジルの地で、日本の桜みたいに葉がないうちに咲く「ピンクの花」が桜に思えたのでしょうね。
沖縄ではみんなイッペーと呼んで親しいんでいる花らしいです。沖縄のイッペーの並木道は見事だそうですよ。「ブラジルの桜」と言う名前よりいっぱいと言う方言とくっついた本当の名前がここには根付き、葉山のほうは移民していった人が祖国「日本」を思う気持ちでつけた名前が定着したのでしょう。移民として行った人が葉山に持ち帰ったことがここに多い理由だそうです。気になっていたことがようやく解決しました。
別名コガネノウゼンカズラ