
ひと目みて名前がわからなくてもこれは「ブラシ」にしか見えないので世界共通の感覚で「ブラシの木」英名も、ずばり「bottlebrush」(ビンのブラシ)です。ただし、和名はハナマキまたはキンポウジュというらしい。でも、「ブラシの木」の一般名の方がぴんときます。

オーストラリア原産でビン洗いのブラシにそっくり、明治時代中期に入ってきて栽培されていたらしいのだが私はかなり大きくなってから見た。2年前に懇意にしている花屋さんで売れ残り、安くしてもらい購入。鉢植えのまま置いてあったら根付きそのまま庭にある。
花のあとにつける実は、その後もずっと大きくなりつづけ7~8年は枝についていて発芽能力も持ち続けるらしい。昨年はほとんど花を着けなかったので種がない。今年は観察が出来ると思っているので楽しみにしている。
この木は、乾燥地が原産地のため極端な乾燥や山火事のときにパァーンと実が開いて中の細かい種子が風に飛ん広がり繁殖するという元気もの。栽培は簡単で目立ち面白い木だ。

ツクシみたいな蕾

ぐんと大きくなったらこんな風。

少し開きかけて目立つ長いのがめしべ。周りにあるのが私たちが花と思い鑑賞する「オシベ」その下に目立たなくあるのが花びら。

開くとこんなになりきれい。

いかにもブラシ状態。

花の先に伸びたものが見えるが、これへ又花が咲く。

花を一つちぎり、拡大するとよくわかる。たくさんの「オシベ」一つの「メシベ」目立たない花びらが5枚。
なかなか面白い。ビン洗いには向かないふわっと優しい「ブラシの木」