
キク科の花三種
庭で今一番目立つのがツワブキの花です。これは植えた記憶がありません。隣の庭にあり11月になると輝く黄色の花が咲くので「みごとだなあ!植えてみようかな!」と思っていたら何年かして居間から一番目立つ場所で咲き出しました。この場所はホスタ(ギボウシ)の種類を5つ集めたてあったのですが跡形もなくこれに場所を奪われてしまいました。

艶のある大きな葉が鑑賞にも堪えうるので昔から庭に斑入りのものが植えられています。品種も沢山あります。でも丈夫なのは自生していたタイプですね。斑入りのも植えてあったのですがだんだん減ってきています。名前はつやのあるふきの葉から「つやぶき」となりそれからつわぶきとなったといわれています。
秋風がある今日のような寒い日には黄色いこの花が心を暖めてくれます。花後にはタンポポの綿毛のようになって飛んでいっては繁殖するので気がつけば庭の別のところで黄色を見かけることになります。食べたら美味しいと聞いていますがそれほどもないので鑑賞するのみです。

ハマギク
Nipponanthemum nipponicum 属名にも種小名にもニッポンの名が付くこの菊は日本の固有種。(動物の朱鷺も属・種にニッポンがつく)古くから園芸栽培されている。ツワブキと同じく海岸沿いに咲くがツワブキとは違い北方に分布する。それでなのか何度となく栽培するが枯らしてしまう。今年こそはと買い求めて2箇所に分けて植えたがさて生き残ってくれるか!?
花が同じキク科のマーガレットなどに似ているが葉に特徴がある。海岸に生える植物に多く見られる肉厚の葉・厚みと光沢がある。。青森県から茨城県那珂湊あたりの太平洋岸の崖や砂地に見られ、高さ0.5~1メートルにもなるという。茎は太く木質化し、越冬した茎から新芽を出して増える。葉はへら形で、密に互生している。葉柄がない。
頭花は白色で、直径約6センチと園芸品種と見まがう大きさ。一度自生地を訪れたいのだが関東までは遠い。せめて自宅でみようと春の花を多く植えている私ですが再度植えた次第。自生地の花を見だすと庭植えの花の弱さが気になるので本当はあまり植えないのですが多分何かこのはなに魅力があるのでしょうね。

これは結婚する前から庭にあった園芸種のキク。何も世話をしていないのだが(剪定・肥料やりだけ)毎年11月になると咲く。ツツジの間からいつの間にか茎を伸ばし「秋ですよう~」と言われると山は紅葉の季節だ。愛でてやる事があまりないが咲かないと秋を感じない気がし物足りなく思うだろう。なんだかんだと言いながら花後には刈り取り肥料をやるということをしている。
秋はやはりキク科の花の元気な時だわ。