
撤退せず歩いてよかった

歩けども歩けども前方はこんな景色しかみえず。嫌になっていた。ところが登山口から1時間半後に目指す山が微かに見えはじめ天気回復の兆し。

いきなり石鎚山が北に見えた。


前方には青い空こそないが目指す山が遠方に見えた。ズームでこれくらいだが実際は下の様に見えている。

左のはるか彼方・・・いくつ小山を越せばならないのだろうか?足元には少ないけれど雪があり笹は深い。藪漕ぎもしつつ、滑りつつ、下りたり登ったりを繰り返す。何も見えなかったときと違い周囲の景色を見て歩けるので気分はやや上昇。右の山は小田深山

鳥形山は特徴があるので直ぐにわかった。

小田深山
3時間15分歩いて林道に出た。しかし、ここから頂上までは50くらいはかかる。まだまだ先がある。でも、今までの道と比べると格段と歩きやすい。普通林道歩きは大嫌いだがほっとして「ありがたいありがたい」と皆が言った。

ここの時間が11時30分。昼食後ここから引き返すことにした。帰路に要する時間を考えると前進するより撤退が正解だ。雪がなければもう少し早く来られたと思うが仕方ない。ここまで歩いてこられたので充分と皆、納得し陽だまりでお腹を満たす。

お腹もはり気持ちも落ち着き、天気も良くなり談笑しつつ歩く。

青空が広がり眺望が素晴らしく良くなる。

海・湾・雪山が見える。

歩きやすい道とここでお別れをして笹の道へまた足を踏み入れる。でも、天気が良くなったので足元が乾いて笹で濡れなくなった。

石鎚山


雪を頂いた山(多分剣・三嶺)車を置いてある場所も微かに見える。

昼食をとった地点から25分で猿越山と書かれたピークへ着く。


青い空と仲間たち

筒上・手箱と帰る道ははるか向こう~~


ここからの藪漕ぎと雪すべりの為に一休みをして藪に入る。石鎚は見飽きるほど見た。

何の木だろう?カラマツ?黄色く色づいていて他の場所と対照的で模様を描いているようだ。

笹の丈は肩までの所もあるし腰までの所もあり、様々だったがなかなか手ごわかった。下りでは雪の為に幾度も滑り腰を汚しかけた。なんとかスッテンコロリンとなるのを持ちこたえたが何人かは転んだと思う。肩・腰ともに疲労感があった・・・