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■咲き残っていましたマツムシソウ■吾妻山にて
高知県内ではマツムシソウは蛇紋岩地帯でしか見られない珍しい花です。中国地方のこの吾妻山では少しも珍しい花ではありませんが私にとっては「おお~うれしいや!」と言いたくなる花なのです。それが歩き出して100歩たたない所に咲き残っています。残っているだろうとは思ってはいたのですがいきなりあったので感激一入でした。
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笹原の中を吾妻山に向けて歩き始める。ナナカマドの実が赤く熟れて秋を感じさせる。
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いきなりマツムシソウ
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「松虫草」の名は、花の終わったあとのボウズ頭のような形が仏具の伏鉦(フセガネ・俗に「松虫鉦」・・名前は虫の音に由来)に似ているからまたは松虫のなく頃に咲くからとも言われています。
ここの草原は多分盛りには此花で埋め尽くされていたのでしょう。群れ咲く花でもあります。一度そんな姿を見たいのですがまだその機会に恵まれていません。でも、願えば叶う主義の私ですので願っているのでいつか叶うはずです。だってこうして10月も10日になってもこうして見られたのですからね。
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蜂もこうしてまだ蜜を作るのに訪問しているくらい元気な株も見受けられました。9月にここにくれば必ず見られると言うことです。ちょっぴり中国地方のひとが羨ましいです。