
■まさか、嬉しい!■8/26
マネキグサを見て足が軽くなったとはいえ目的地・・オオヤマレンゲがあるという場所まではなかなか遠いよう。歩いている人の速度が違っているのでそれぞれの間隔が空き一人歩きが多くなる。各自花を見つけて撮影したり、観察したり、スタイルが違う。先頭に追い付いたら又声がかかる。
「ガガイモ科がある!」大きい葉が見えたので「ツクシガシワ」だとすぐ判断した。近寄ると沢山ある。鹿が食べないようで立派な大きな葉が目立っています。





開花期が長いとは聞いていましたが8月下旬でもまだこのように綺麗に残っているとは思っていませんでした。果ができているのもあり、まだまだ咲き始めのもありで一挙に見られたのでなお嬉しかったのです。種が飛んで勢力拡大中のようで帰り道の谷川を注意して歩いていくと2か所纏まって株を見つけました。
ツクシガシワ(ガガイモ科・カモメヅル属)県内では東部と西部に分かれて隔離分布しています


キヌタソウ(アカネ科) オオヤマハコベ((ネデシコ科・ハコベ属)
不思議なのはオオヤマハコベが多くあることです。葉が美味しそうなのに沢山あります。他の花はかろうじてあるという状態の中ですので目立ちました。


ナガバノコウヤボウキ((キク科コウヤボウキ属) ヒナノウスツボ(ゴマノハグサ科。ゴマノハグサ属)

コフウロ・・は本当に小さく普通見かけるサイズの半分ほどでしょうか。

ミゾホオズキ



テンニンソウ(シソ科テンニンソウ属)
これは大型の植物ですが剣山系でも鹿の食害から逃れ群生をみたことがあります。ここでも同じで一番目立ったのがこれでした。
開花はもう少し先。殆どが蕾でした

コテングクワガタ
帰化植物のこれがあるのには驚きを隠せませんでした。牧草などと一緒に入ってきたといわれるので下の方で牛の放牧されていた時期があるのでそのときに入ってきて車・人について繁殖したのでしょうね。かなり広範囲に生育中です。

クサノオウバノギク
鹿が多く住むこの地で生き延びるのに繁殖力が強いとか毒を持っているとか・立ち入れない場所にはえるとかしない限り生き延びれないのです。林床に草がない山はおかしい。鹿には悪いですが駆除をして適正生育数まで減らすしかないと思いました。
結局オオヤマレンゲの木までは行きつけず変な天気の中、出発地点まで帰り着きました。

足元にはヒキガエルが出てきてくれ長い歩き慰めてくれました。
帰り道では行きには見られなかった旬の花イワタバコを見たくて車を停めてもらい楽しみました。


あまりにも広範囲にあるので・・近寄って愛でてやろうかそれとも白・ピンクを探そうか迷ったのですがいきなり又雨だったのでとりあえずシャッターを切ったのです。しかし、見事に咲いていますね。