
■まさか!■8/24③
マルバノイチヤクソウの群生に喜んだあともあれやこれやみつけました。まさか連続です。マルバノは道の脇でした。ここらは何か有る筈と立ち入りトモエソウを見つけ少し、喜んでいると「バイカオウレンがある」ともっと奥から声がする。「え~本当!」と疑いの声をあげつつ近寄る。と、またまたまさかの「シコクバイカオウレン」が群れている。

シコクバイカオウレン・・葉がびっしりと畳半畳分ある
近くの山に生育していることを知っていたので「そうか、あってもよい」と納得。でも、まさかという感は近寄って見るまではありました。少しだけ周辺を探して時間切れで探すのをやめましたが周辺にあってもいいかもしれません。

ハシカグサ


シラヤマギク
8月も下旬になるとキク科植物の開花が始まります。チラホラでしたが白い花が風に揺れ秋近しを思わせる。


ツルニンジン(ジイソブ)
これもまた秋を感じさせる花です。バアソブに遅れること1ヶ月で咲くので秋の花ですね。どこにでも気の早いのがいてほとんどが蕾の中で咲いたのがあります。この道脇には株が多く「またあった!また!」といいつつ歩いて行きました。

ナガバノスミレサイシン
春の姿とはうってかわって大きくなった葉と種。

ハナイカダ(ミズキ科)落葉低木
6月頃に葉の中央部に花をつけますが、雌雄異株で雄花は数個、雌花は1個だけつきます。実がこのように黒くなって着いたのをみたことがあまりなく「ほう~これほど大きいのか」と少し驚いてみました。1センチくらいでしょう。
優雅な名前をもつのこの木はすぐ覚えました。漢字で書くと「花筏」、花の咲く様子を葉の上に花が乗った筏に例えた名前です。
葉の中央に花が咲くのは植物の中ではめずらしい存在ですが、もともと葉の付け根から葉の上部に伸びていた軸と実が葉にくっついてしまったもの。
こうして黒く熟すと葉の上に輝く真珠を戴いているようにも見え、花のときより素敵でした。
知らべているとこの実は地方によっては「ヨメノナミダ」ともいわれるとしりました。黒いこの実を嫁の涙に例えた・・嫁いだ家で悲しい思いをした嫁が、人に隠れて流した涙がこの葉に落ちたものということです。昔はそんなこともあったでしょうが今では少ないので「ブラック・パール」ではどうでしょうかね
そして歩いていて一番目立ったのはシコクママコナの花でした。最初はポツポツだったのですが登るにつれてドンドン多くなり最後には大群生・・・ところが帰って画像を見ると群生を写していない。こんなことよくあることですが残念です。



そうですねえ、畳20畳いやもっと30畳だったかもしれません。なだらかな植林地の伐採された場所で気持ち良く群れ咲く姿は柔らかな日差しのもとに見られるので別世界。時間がもう少しあればのんびりしていたかったところでした。
4時間ほどの散策でしたが珍しいものも含め非常に多くのものをみた充実の時でした。植物のホットスポットのような気がします。まだまだ面白いものが見られそうなので又足を運ぶことになりそうです。24日は本当に楽しかったです。