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空白のページを埋めるように、日々のできごとあれこれつづります。

MSCベリッシマクルーズ船の総括

2023-05-27 15:47:03 | 海外旅行

つらつらとMSCベリッシマ乗船記を書いてきましたが、今回はその総括と雑感です。
(MSCベリッシマ乗船記目次のページはこちら

■とにかく準備期間がなかった。急遽、旅行が決まり、申し込んだその日に入金しないと行けません~というホントにぎりぎりのタイミング。
過去にこういった大型クルーズの乗船経験があれば、もうちょっと準備はスムーズだったと思うのですが、初めての経験だったため、動画等見ながらイチから学習。
並行して旅行準備となりました。

しかも、「旅のしおり」がなかなか来ない
心配した知人が見かねて在宅用のしおりを貸してくれてそれを見ながら準備。
実際にしおりと乗船券を受け取ったのが、1週間切ってた(出発日の5日くらい前)。
他、ツイッターで情報収集にあたってました。
別料金で事前にトランクを送れるサービスがあるのですが、間に合わず
ただ、片道だけでも申し込み可能だったので、復路分の申し込みはできました。
そんなわけで北海道から横浜まで行きはトランクごろごろ転がしながら旅立ちました~。

■乗船はスムーズでした。駅を降りてからの案内や、乗船券のチェックをする人など、とにかくたくさんのスタッフがいて、経済効果どんだけ って驚いた。
よくクルーズが寄港すると経済効果が~って話は聞いていたけど、確かに今回のベリッシマ、ほぼ定員いっぱいいっぱいで乗客だけでも4000人ごえ(うち、子供は1000人くらいと情報があった)。クルーも含めると6000人は越えていた。
これだけ一度に移動したらそりゃ経済効果もあるよね。。。と納得。

■今回のクルーズはトラブルがちょいと多かったかも。
私たちは幸い、大きなトラブルには遭わなかったけど、情報招集したところによると、
・ランドリー料金2重請求された
・レストランで予約していたにもかかわらず、1時間~1時間半待たされた
・下船、シアターショーでの案内の不備
等々。
・バスルームの水漏れ
・冷房の調子が悪く、ロンドンシアターでは蒸し風呂のように暑い日があった

乗船2日目、「キャプテン・クルーの紹介」がロンドンシアターであったとき、ベストワンクルーズ(だったかな?)の、社長さんが「いろいろお叱りを受けてます。いいわけになりますがコロナあけ久しぶりのクルーズで、クルーも主にシンガポールから乗ってきており、十分な訓練がなされてなかった」という趣旨の発言をしていました。

要するに実験的・練習的な航海だったともいえる(?)
日本的サービスに慣れた人、それを期待している一部の人は、不満が爆発してクレームになったかも。

逆に、海外に慣れてる人、そういったトラブルもひとつの経験として楽しめる人は、そこまで不満になってなかったように思います。

私といえば、大きなトラブルにはあわなかったことと、3度にわたる具体的な「お詫び」があったせいで、個人的には印象は悪くない。

プチトラブルといえば、初日の緊急避難訓練。
部屋でビデオを見る→ビデオの最後に表示される内線電話にコール→指定の避難場所に移動、カードをスキャンしてもらう、という流れなのだが、全部きちんとこなしていたのにもかかわらず、「あなたは避難訓練してません。ちゃんとやってください」的なお手紙が。。

で、指示に従って、再びビデオみて内線にコールするものの、ど~も完了した感じがしない。。
電話しても「ラリキンタ~×××」みたいな自動音声が延々と流れるだけ。
で、日本のツアーデスクにいってスタッフに言ったところ「それ、私のところにも来てましたがクルーが適当に配った(?)らしいので気にしなくていいです」って言われました

あとは船内新聞が1度、英語版できたとか。
面倒だったのでそのまま使いましたが、まぁ万事がそんな感じです

■wifiは、契約はせず、寄港地に寄ったらつないで~を繰り返し、最後の日(下船日の前日)のみ、安いプランを購入しました。
そのときはスマホ1台につき10ドルくらいだったと思います。
wifiプランに入らなくても、メールのタイトル、ラインの通知は来ていて、それでチラッと確認はできました。

■スペシャリティレストランは初日に行って大正解
事前情報で、スペシャリティレストラン(有料レストラン)は、初日、2日目くらいに行くといいという話を聞いていたので、乗船したその日の夜に行きました。
この日は初日ということもあり、メインダイニングが大混乱した日。
しかし、スペシャリティレストランは私たちもいれて2~3組しかいなく、貸し切りに近い状態。
後でダイニングレストランが混乱していたことを知って、ラッキーだったと思いました。
今はベリッシマもクルーズ回数を重ねて、ここまで混乱することはないかと思いますが(多分)、念のため、スペシャリティレストランに行くことを決めているなら、やはり初日に行くことを推奨します。

■ドリンクパッケージの購入はよく考えて
今回、我々はドリンクパッケージは購入しませんでした。
ドリンクパッケージは、購入するなら人数分×旅行全日程分の金額になる。
この日はまる1日船中だから、この日だけパッケージを購入したい・・・という買い方ができない。
全日程分、購入するとなると、これも結構な金額になる。
ドリンクパッケージについて、1日何杯飲めばもとがとれるか研究したブログもありますので検討されている方はぜひ、ググってみてください。
また、もともとのツアー料金の中に、ドリンクパッケージが含まれているものもあります。
今回申し込んだツアーでは、ドリンクパッケージはついてないものでしたが、我が家の飲み方では、購入しなくて正解でした。

■乗船前は、飲料水の持ち込みもダメというように聞いてましたが、実際はスルーだったようです。船内新聞には「アルコールの持ち込み禁止」とわざわざ書かれていたけど、ソフトドリンクについての記載はなかったので。
実際、飲料水を寄港地で買って持ち込みしている人をたくさんみかけました。我々は、ドリンクパッケージをつけなかったので、旅の後半には「密輸」と称して飲料水を持ち込みしていました。
アルコールも、ルールでは禁止だけれども、ご当地のお酒をお土産で買ってそのまま持ち込めたという人もいたようです。(アルコールは、船で預かることとなっている。しかし実際4千人も乗客がいたら、いちいち預かっていたら大変だろうと推測される)

■専用アプリはあんまり使い勝手がよくない
シアターの予約はできますが、なぜかスペシャリティレストランの予約ができない。。
スペシャリティレストランの予約は内線電話(か、直接レストランに行って予約するか)。
アプリからなら、予約のハードルはずいぶん下がるのではないかと思った。
ほか、寄港地が誤表示されたこともありました。

■英語が必要だな~と思った。ベリッシマは外国船(イタリア船籍)。
日本の旅行会社のスタッフもいるのですが、ま~船はやたらと広い。
いちいち日本人ツアーデスクに行くのが面倒だったりする。
部屋の消耗品の補充など、英語でメモに書いて補充してもらっていました。
メインダイニングの予約(内線電話)は、日本語を話せるスタッフが対応してくれていましたが、スペシャリティレストランの予約は英語でした。
最低限度のトラベル英語は、やはりできた方がいいなと思った。

■船内は意外と歩く。
多いときには11.7kmも歩いていた


寄港地に寄らない日も7~8kmは歩いてた
そのおかげか意外と太らなかったです。

■ベリッシマ船内には日本でいうところの浴室/浴槽はない(基本はシャワーブース。一部、バスタブやジャグジーのある部屋もあり。有料サウナあり)。
寄港地で温泉に行ったり、コインランドリーで洗濯してくる人もいた。

■屋外プール、屋外ジャグジーはいつでも使えるわけではない/入るタイミングが難しい
基本、営業時間中は使用できる・・・ことにはなってますが、天候が悪い・寒いなどが理由でイメージしていたより自由に使えるわけではないなと。
屋内プール・屋内ジャグジーもあるのでそちらは利用可能ではありますが。
今回、ジャグジーつきの部屋でしたが、他のイベントとの兼ね合いや寄港地観光もあり、結構忙しくて、いつ入るか? っていうタイミングが意外と難しく感じました。
部屋のバルコニーでゆっくりしようにも、航海中は風が強すぎてくつろげるレベルじゃないとか
おすすめは寄港地で降りない日を作ってその日にプールに行く/もしくは寄港地で降りて早めに船に戻り、プールに行くとかバルコニーでくつろぐ、です。

■自分の趣味との関連でいえば、プロのフォトグラファーが何人もいてびっくりした
最近、カメラの性能がよくなったり、みんながスマホを持つようになったことで、写真で生業をたてるのは以前よりずっと厳しくなったのは周知の通り。
しかし・・・このベリッシマには、複数のプロと称するフォトグラファーがいたのではないか
しかも、写真のパッケージまで用意されており、結構なお値段で販売されている。
仕事にあぶれた世界のフォトグラファーたちは、こんなところで仕事をしていたのか・・・とある意味衝撃でした。
購入するかどうかは別としても、乗船時、ダイニングで食事をしているとき、彼らは積極的に撮影にやってくるわけです。確かに乗客4000人もいれば、そりゃあ写真とる人数もいるわけだよね~。実際に何人いたか不明ですが、パッと見、少なくとも7~8人はいた感じです。
型番まではわからなかったけど、彼らはNikonのエントリーモデルを使ってました。
それにフラッシュをつけて撮影
プリントしたものを1枚、買いましたが解像度が低く、結構ガサガサ写真
でも、4000人分の写真撮ることを考えると、データ量、プリントのスピードを考えるとそれもやむなし、かな~・・・と思いました。

■さんざんいろんなところでも言われていることですが、マグネット式フックは必需品。
ある程度重さに耐えられるタイプのものがおすすめ。
ドアノブにもひとつつけておいて、自分の部屋の目印を何か飾っておくと便利です。
ウチは🧸ちゃんのマスコットを吊るして目印にしていました。
みなさんいろんなものをデコされていて、見ていて楽しかったですよ


■その他、次回クルーズに乗ることがあったら・・・
初めてでとにかく勝手がわからなかった今回の乗船。
すっごい楽しかったんだけど、途中体調が悪くなったことや、多く娯楽が提供されすぎて、選択しきれなかったり
「なんだか中途半端になってしまった~」という欲求不満が残ってるんですよね。

そのせいか、

リベンジ乗船したい欲求がムラムラわいてくる

次回、乗るとしたら・・・
・蓋つき使い捨て皿を持っていく。食事の時間、ビュッフェが満席だったことも多かった。
部屋に持ってきてゆっくり食べるのもありだと思った。

・水を入れるボトルは、ドリンクパッケージに入ってない/寄港地が少ない ならば持っていった方がよい。

・船内でしたいこと/出たいイベントを精査する

・寄港地も観光するかしないか。明確な判断をする。

ぐらいでしょうか~。

とにかく、総括としてはいろんなことがあったけど、それを含めてすごく楽しかった。
また乗りたい

なのでした~。




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コメント
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