今年1月末にLeicaQ3を手にして、早3ヶ月。
今年は雪どけが遅く、撮影にあまり行けてなかったのですが、春がきたのでついに重い腰をあげ、ぼつぼつ撮影開始。
少しずつQちゃんを使った撮影に慣れつつあるのですが、ひとつ困ったことがありまして。
自分は撮影ファイルは基本、RAWとJPEG両方を保存したい派。
旅行など、大量に撮影するときはデータが圧迫するためJPEGオンリーにしていますが、ふだんはRAWファイルでも撮ってます。
これまでニコン機でずっと写真を撮ってきて、ほぼ100%ライトルームで仕上げてきた。
そのスタイルに何の問題もなかったのだが、
Qちゃんを使うようになって、Qちゃんから出てくる画が、どストライクで私好みだったため、
「これ、ライトルームでいじる必要ないんじゃね?」ということになった。
しかし、である。
知っている方も多いと思うが、JPEG+RAWで撮影し、ライトルームに取り込んだときに、最初、カメラで撮ったときの画(JPEG)が表示されるが、読み込みが進むと同時にどんどん暗い画(RAW)にかわっていく。
え 私、JPEGの画をベースにそこから現像したかったのに~と思ったのにライトルーム上に残るのは暗い画(RAW)のみ
で、ネットで調べてみたら、ファイルが暗く表示されるのはやむをえない仕様とある。
気になる場合はプリセット作って対応する~という記事があったので、それをみながらやってみた。
しかし、やっぱりJPEGと同じにはならないんですよ~
Qちゃんで撮影するときはわりきって、JPEGオンリーにするかとか。
でも、RAWから現像したいときもあるんですよね(モノクロ写真とか)。
それともJPEGはフォトショでやっちゃう とか、悶々と悩む日々
そして再度、調べてみたら、ライトルームの環境設定で、読み込みのとき、JPEGとRAWを別々のファイルとして認識し、それぞれ個別に現像できるというのがあったではないか
これでこの問題は解決した
まとめると、
●RAW+JPEGで保存している場合は、カメラ設定で撮影したJPEGの画は、デフォルトではライトルーム上では反映されない。(RAWファイルのみ表示される)
●カメラ設定と同じJPEG画にするためには、自力でプリセットを作成する必要がある(似せることはできても、カメラ設定のJPEG画とはまったく同じにはならない)。
●そのときどきによって、RAWかJPEGのどちらかを選択して現像したい、という場合は、ライトルームの環境設定から、JPEGとRAWを別ファイルとして扱うように設定すると、それぞれ読み込まれて編集可能となる。
Qちゃんの画が好きなので、これをいかしたい
明暗や、空とか修正する程度で十分なのだ
フィルムライクな味は自分では作れなかったどす~
とにかく解決してよかった
Q3で撮影
最近読んで衝撃的だった本
「トランスジェンダーになりたい少女たち」
最初に明言しておきますがこの本の帯にある通り、この本の内容はトランスジェンダーに対するヘイトではないです。
当初、この本はカドカワから出版される予定であったが、出版差し止めの脅迫があり、産経新聞出版からつい先日、出版されました。
が、書店などに脅迫があった等、話題になった本です。
私自身はLGBTQに深い興味を持っているわけではないのだが、「言論の自由がなくなる」危機感というのは、日々、感じており、この本の広告をたまたま見たとき、ピピッとアンテナにきたため、即Amazonで電子書籍版を購入しました。
本書の内容をざっくりいうと、
アメリカで思春期の少女たちが、急にトランスジェンダーと認識して、家族とも断絶、身体的な手術を受けるというケースが増えている。
少女たちの両親は、LGBTQに反対どころかむしろその立場を理解し、中には支援している人もいるほど。
従来のトランスジェンダーは、(統計的に)肉体男性→自認女性というパターンが多く、その場合、幼少の頃からその傾向があらわれている。
が、この本に出てくる少女たちは、幼少の頃からそういった傾向がまったくなく、思春期のときにYouTubeやSNSなどの影響を受け、あたかも「洗脳されてしまったように」トランスジェンダーと認識、宣言する。
学校や精神科医も、少女たちの話をきき、じっくり考慮する時間を与えず、なぜか(?)トランスジェンダー宣言を肯定し、急いで移行をすすめるかのような対処をとる。(ホルモン剤の投与など)
結論をいっちゃうと、
メンタルが不安定な思春期に、SNSなどの影響を受け、自分がトランスジェンダーになったら全てが解決すると錯覚して安易にホルモン投与、場合によっては手術(乳房をとる手術等)を受けてしまう。
学校も、「本人が希望すれば、家庭には内緒で男性名を学校内で名乗ることができる」というルール(?)があり、両親が異を唱えても、「親が反対すると子供は自殺する」と言って何も言えないようにしてしまう。
先述したが、この本に出てくる両親は、ほとんどがLGBTQに対して寛容である。
自分の子供が、LGBTQならそれも受け入れるといっている。ただし、それには慎重に、時間をかけて判断してほしいと言っているのだが、洗脳された状態の子供たちは、意見を聞かない。
ざっと、以上なような内容です。
この本が、思春期の少女たちが性急にトランスジェンダーを自認することに警鐘をならす、という内容で、トランスジェンダーに対するヘイトではけしてない(と、私は読んで思った)にもかかわらず、出版差し止めの脅迫があったこと。
言論の自由が、脅かされることに危惧をおぼえずにはいられない。
日本のマスコミも、やたら「多様性」とかいうけど、私からみると「多様性という名の全体主義」に向かっているようにしか見えない。
日本もこの本のようなことにならないことを心から祈るばかりです。
興味のある方はぜひ一読をおすすめします。
2024年4月現在、手持ちのデジタルカメラが、ニコン一眼レフのD850(フルサイズ)、同ミラーレスのZ50(APS-C)、ライカのコンデジQ3(フルサイズ)の3台となった。
今回はこの3機について思いつくまま、ツラツラとそれぞれのカメラで撮影した作品と共に述べてみることとする。
この3台にそれぞれキャッチコピーを私が勝手につけるとすると、
D850・・・異次元の映り
Z50・・・できる子
Q3・・・光を掬いとる、エモーショナル、ノスタルジー
となる。
●D850:異次元の映り
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大三元レンズとの組み合わせは最強かと。
出てくる画のカリカリの解像感には息を飲む。
ニコンデジタル一眼レフ機の傑作とか完成形とか巷で言われているのも納得。
ただ大きくて重いのでスナップよりは風景写真とかに向いてるのかな。。
●Z50:できる子
ニコンミラーレス機の、エントリー~ミドルクラスに位置づけられている、APS-Cのカメラ。
このカメラはとにかく小さくて持ち運びが快適。
女子会のランチ撮影とか、お出かけ(撮影がメインではない外出)の時に大活躍。
SNSを意識したと思われるクリエイティブピクチャーコントロールが多数用意されている。
撮って出しでも「それっぽい」写真作品を作れる。
自分はハイコントラストなモノクロ写真が好きなのだが、Z50の「グラファイト」が好みでよく使っている。
もちろん女子ウケしそうな写真もお茶のこさいさい
エントリー機だから、APS-Cだから、とかいろいろ言われそうだけど、期待以上によく映る。
実際、キットレンズを使って撮影していることがほとんどなのだが、自分の撮影のしかたでは何の不便もない。
ちゃんと作品も撮れる。大伸ばしのプリントしなければ、これで十分ではないかとも思う。
●Q3:光を掬いとる、エモーショナル、ノスタルジー
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撮影がちょっとだけ慣れてきた・・・っていう段階の感想です。
6000万画素もあって、カリカリの描写かというと意外とそうでもない。
カリカリではなく、どこかまるっとしてる(曲線的)なのか。
フィルカメラに近いのかも。リバーサルフィルムをちょっと連想させる。
白とびはしやすい気がする(ニコン比)。
でも、明暗差があるところでは雰囲気がある写真になる。
まさに「光を掬いとる」写真。
数値では測れない、何か感情に訴えてくるような、ノスタルジーを感じさせるような写真が撮れる。それ自体がストーリーを内包しているような。
彩度も高いところも結構あるのに、ある部分では低彩度っぽい印象。
それがフィルムっぽさとノスタルジーを呼び起こすのか。
ライカルック(JPEG用のフィルター)に最近追加された「エターナル」で撮影(撮って出しです)。
他のライカルックと比べて彩度が高め。特に赤、ピンク、マゼンタ系、そして青系がパッキリしてる。
D850も出てきた画を見て「ウッ」って驚くけど、Qちゃんも別な意味でそう。
撮影しているときはもちろん「これがいい」と思ってシャッター切っているわけだが、出てきた画をあらためてみると自分の想像をこえたものが出てくる。
その度に「ウッ」って驚いて息を呑む。
Q2の購入を検討していたとき、Q2モノクローム(モノクロ写真しかとれないカメラ)も検討していたけど、Q3を買ってライカのカラー、やっぱり好きだな、と思った。
ライトルームでも「それっぽい」テイストの写真は作れるけど、やっぱりオリジナルには勝てない。何事においてもそうだと思う。
Q3でカラーで撮ったあと、明暗差をいじることはあっても、それ以上のことはしなくなりました。する必要がなくなった。
私はライカルックの「クラシック」や「コンテンポラリー」がお気に入り。
Z50で「APS-Cでいいじゃん」って思う反面、フルサイズの高画素の意義とか魅力もわかる。
ブラインドテストをされたら、どれが高画素でどれがAPS-Cかなんてわからない。
でも、自分でライトルームで現像していたりすると、肌感覚で高画素の緻密な描写というのは感じる。
自分はトリミングできる余地も残しておきたいので、高画素のフルサイズ派かなぁ。。
カメラ機材が整理されて自分の用途にちょうどよい3台が残ったという話なのでありました。
D850/Z50/Q3で撮影