私の家は、一応都会と言われるような地域にあるため、四方八方建物しか見えない。
はるか遠くに富士山といくつかの山が、ビルの隙間に見える。
富士山が見えるのは奇跡的であり、たまたまそこに高い建物がないのだ。
もしその方向にビルが建ったら富士山は見えなくなってしまう。
ところで、近くは住宅としても、ちょっと遠くに並んでいる高層建物は、きっと幹線道路に沿って建っているビルであろうということはわかるのだった。
しかし、ここに住んで10年以上経つが、自宅から見えるそれらの建物が、実際の幹線道路上のどの建物なのかはわからないのである。
地図やグーグルマップで見ても、自分の家からの位置関係までははっきりわからない。
そして、自宅から見えるビルの特徴を記憶して、いざ幹線道路を歩きながら、それらしきビルがあるかと探してみても、遠くから見える姿と、現地で下から上を見上げる姿では同一建物という確証が得られないのだった。
それが、最近、自宅からクレーンが3つくらい見えるようになった。工事をしているのだ。
それで、そのクレーンのあるところを現地で歩いてみると、自宅から見える場所がここなのかということがわかったのである。
それにしても、クレーンが3か所くらい見えるので、どのクレーンが自宅から見えるどれなのかというのもよくよく観察しないといけないのだ。
そうしたら、今まで思っていたのとは、けっこう位置関係がずれていることもわかった。
以前、サイレンの音がしてきたりしたとき、それが走っていると思っていた道路は違う道路だったということもわかるのだ。
だいたいの自宅と幹線道路との位置関係は分かったのだが、やはり自宅から見えるビルがどのビルなのかはよくわからないものが大多数である。遠くから見ると、道路に沿って並んでいるのか、それとも手前や奥にある物が、並んでいるように見えるのか、区別がつかない。
また、クレーンのない別の道路では、相変わらずどのビルが自宅から見えるビルなのか、とっかかりもなく、全く見当もつかないのである。
新宿副都心の都庁やドコモビルなどは特徴があるからわかるが、一般的な10階建てくらいのマンションや会社などでは、なかなか区別がつかない。
これをつきとめたいものだとおもっている。
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