一昨日の続き。
ドライブ中に聴く目的で買ったCD “Ordinary Days” を初めて流しながら運転した日曜日のこと。
一度、家では聴いていたが、それだけで覚えているわけもなく、カーステレオで流れてくる演奏を聴き始めた。車を走らせながら聴いた雰囲気というのが重要だ。
tsuda_yama 1st album 「Ordinaly Days」trailer
1曲目の“Begin!”は、前記事に書いたように、明るく、かわいく、暢気で、楽しい曲だった。
今家で聴き直すと、スイングみたいなリズムで、最初はウクレレとサックスのシンプルな演奏。リズムに手拍子のような音が入っている。途中からベースが入る。波の音も入っている。
これは、甲州街道の世田谷区あたりを運転するには暢気すぎる感じではあったが、この曲集の始まり始まり~ということで、全体のイメージ(気分がよくなる曲たち)を示しているようだ。
2曲目“Summer”になると、これはドライブに最適だった。この辺りは、調布あたりを走っていたようだ。かっこよく軽快な曲である。リズムは何というものだろう?細かく刻んでるから16ビートの一種かな?わからん。
3曲目“Seaside cafe” これも軽快で爽快な曲で、ドライブに最適だ。リズムはボサノバっぽい。一番最後のウクレレの音がきれいだ。
カーステレオは、市販の大きな会社が発売しているCDだとタイトルや題名などが画面に出るのだけど、そうでないものは単に録音した日にちが表示されるだけで、アーティストやアルバム名、曲名も表示されない。
曲の区切り目で2曲目と3曲目はドライブに合うな~と思って聴いていたけど、題名などはわからなかった。
車は、甲州街道の調布「味の素スタジオ」や、府中のあたりを進んで行った。
そして、聴いているうちに何番目の曲なのかわからなくなってしまったのだ。
今は、自宅で曲名を確認しながら書いている。
4曲目“よりみち”はレゲエっぽいリズム。前の2曲よりもテンポがゆっくりになり、のんびり気のむくままに歩こう的な感じ。楽しく明るい曲だ。
車の中で初めて聴いていると、1曲目と似ている気がした。
5曲目“memories” これはゆったり落ち着いていて、癒し系である。エイトビートか。メモリーズという題名の通り、記憶の中にある時間と空間の広がりを感じる。間奏のところもかっこいい。
6曲目“津田山商店” これはスイングでベースの動きあり、変わった音(パーカッションの一種?)が入っている。他の曲とちょっと違う特徴を持っているので、判別しやすく題名も面白い。
ところで、「津田山」ってのは、演奏をしている津田さんと山中さんから取った名前だけど、「津田山」で検索すると南武線にそういう駅があることを知った。小さな駅で小さな町みたいだけど、今度行ってみようかな?
南武線で「谷保」に行ってみようと思っているのだけど、その線と同じで遠くはないみたいだ。
そうして、最後の“sweet Dreams”は、ゆっくりゆったりしたメロディーで、音色がすごくきれいである。ウクレレのシンプルな伴奏に、ソプラノサックスのメロディーが引き立っている。
これらの曲たちを繰りかえし聴きながら、甲州街道本宿交番前を左折して、鎌倉街道を南に進んで行った。
甲州街道から多摩川までは、思っていたよりも距離がある。関戸橋手前で左折し、多摩川通りを走って川下に進み、そして左カーブを曲がると郷土の森博物館の入口が左側にあった。
ここまでは、普通に音楽を聴きながら気持ちよく運転してたんだけど、この後が大変だ。
駐車場はところどころ空いてはいるが、車庫入れが下手すぎて焦りまくり、結局通路を通り過ぎて逃げ帰ったのであった。
この時以来、CDの音楽は流れていたものの、何も耳に入らず・・・。
その後も、帰りは知らぬ道に迷い込んだり、大好きな是政橋を渡っても、橋さえ眺めることもなく、稲城大橋は高速道路に間違って入ったら大変だと思って神経をすり減らし、それからなんとか走り慣れた東八道路にたどり着いたが、なんかもう帰りは流れている音楽が何一つ頭に中には認識されないまま、ただただ必死に運転してきた。
そうして、三鷹の緑化センターの駐車場にやっと車を入れて、買い物をして、それから駐車場を出て、ようやく、また曲を聴きながら走る余裕を取り戻したのだった。
Ordinary Days 買ってよかった。
どれも心地よい曲で、ドライブにもいいし、家で聴くのにも良い。
できれば、2曲目と3曲目みたいな感じか、さらにもっとカッコいい感じだとドライブには向いているかもしれないが、とりあえず、これからもこの曲集を聴きながら運転を楽しもう。
これらの曲は、自分のパソコンに取り込むと、イージーリスニングという風に分類される。
イージーリスニングとは、気軽に聴ける少人数制のオーケストラなどによる小曲や軽音楽のことを言い、何の予備知識もなく誰でもが気軽に聞き流せるような曲のことをいうそうだ。
生活空間の雰囲気作りのためにBGMとして使用されることも多いが、BGMとは意味が違うそうだ。
いずれにしても、リラクゼーションになり、ストレス解消、気持ちがのびやかに明るくなれるから、いいなと思う。