今日は中秋の名月です。

月が昇り始める時刻に外に出ましたら、都会の雑踏。
月が見えるところまで行きましたら、コンビニの明かりの上、電線の向こうに月が見えました。
・・・何の風情もありません。
虫の声を聞きながら、ススキの向こうに月を望むという光景は、どこへ行ってしまったのでしょうか。

便利になって失ったものも多いなと思う次第でした。
マイナスのことばかり考えていてもいけません。
プラスなお話も。
妻と息子ががいつもの饅頭屋に団子を買いに行きましたら、ちょっと待ってねと言ってススキと萩をくださったそうです。
思わぬ出来事にとても感動したそうです。粋な計らいですね。
団子は、甘みが少なく素朴な味でおいしかったです。
夜が更けてくると月も高く上がり、電線に邪魔されることなく綺麗に見えるようになりました。
話は変わって写真のお話
今日のためにススキ、リンドウ、キク、ワレモコウが自宅に生けてありました。
そこへ饅頭屋でいただいたススキと萩も加わりました。
さて、どうやって写真に撮りましょう。
全景を撮るには、狭い我が家では背景に困ります。
団子まで入れようと思いますとなおさらです。
花瓶もたいしたことはないし・・・。
いっそ部分のアップで迫ろうか。
でも、いろいろ種類があってどれを狙いましょ。
発想を変えて、団子を主に撮ることにしました。
背景にはススキや萩を添えて・・・。
イメージは膨らみますが、さてさて、
団子を載せる適当な器がありませんし、下に敷く適当なものもありません。
仕方なく以前妻が八ヶ岳で作った皿を選択。そして息子が食事をするテーブルの上へ。
花瓶から花を抜くと形が崩れてしまいますので、アクセントに添えるのは抜きやすいススキのみ。
部屋は散らかっていて、ライティングもままなりません。
そんなこんなで撮った写真が表題写真。
と言うわけで、不本意な仕上がりです。
最近は、息子の注入の関係などで物が溢れており、充分な撮影スペースが取れませんし、時間的な余裕もありません。
いい加減な写真が多く、じっくり写真が撮りたいなぁと思っています。
あ、またマイナス思考になっちゃったか。