フジX10の作例です。
まずは、表題写真の近接撮影から。
被写体は190g入りの缶コーヒーです。
カメラの設定は初期設定で、絞りは開放です。
手持ちで最も寄れるところを探して撮っていますので、若干の誤差はあると思います。
112mmと85mmでは、写る大きさも雰囲気もほとんど同じで、自然な感じですが、マクロというにはもう少し寄りたいです。
50mmでは、そこそこ大きく撮れますが、ディフォルメが出てきました。
35mmでは、更に大きく撮れますが、ディフォルメも大きいです。
28mmでは、画面から少しはみ出すぐらい大きく撮れましたが、更にディフォルメも大きくなっています。
スーパーマクロでは、広角28mmで1cmまで寄れますので、かなり大きく撮れますが、レンズの影になってしまいました。
ライティングは難しいと言わざるをえません。
このように自然な感じに撮ろうと思いますと、望遠側で近接撮影が出来るものの方が良いわけです。
次は、花の作例です。
望遠112mm f2.8では、あまり寄れません。背景はボケはしますが、一眼レフに比べるとボケ量は随分小さいです。
花の濃いピンク色が不自然ですし、輪郭も不自然です。
広角側28mmf2.2では、そこそこ大きく撮れますが、小さな花なので、もっと寄りたいところです。(スーパーマクロを使えば寄れますが。)
広角のため、背景が大きく写りこんでいます。
花の作例では、撮りたいと思わせる描写ではありませんでした。
では最後に洗い物を。112mm f2.8 +1EV。
中央に写っているのは、水筒のふた。
この程度の大きさですと、最短撮影距離でなくとも撮れますので、喫茶店などの料理やケーキなどの写真であればそこそこ撮れるかもしれません。
まとめ
はっきり言って写欲減退。撮っていて楽しくないです。
小さな花などを大きく撮ったり、背景を大きくぼかすことは無理です。
ま、小さな撮像素子ですから、仕方ないですけどね。
スナップ、メモカメラとして割り切って使いましょう。