山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

手打ちそば たか橋

2009年07月24日 | 蕎麦
山形の尾花沢市内の13件のそば屋若手有志が集い、「おくのほそ道・尾花沢そば街道」が平成11年2月にスタート。
結成するにあたって、栽培農家、そば屋、消費者からなる「ゆう遊三味会」では、栽培からそば打ちまでの研修を積んで技術の向上に努めているそうです。
そば栽培農家との連携により、徳良湖周辺に10ヘクタールの広大なそば畑を設け、イベントを企画するなど、生産・味の追求はもとより、そばによる「まちおこし」が進められています。

厳しい環境に強いソバは、尾花沢では昔から盛んに栽培され、現在、質・生産量ともに県内随一ともいわれているそうです。
それは御所山から流れ出る清冽な地下水と寒暖差40度という厳しい気候風土にあります。

元禄2年、俳聖松尾芭蕉は門人曽良を伴い、険路山刀伐(なたぎり)峠を越え、当時、出羽国最上きっての豪商であった鈴木清風を訪ね、尾花沢に十泊したそうです。
後の文献によると、芭蕉が訪ねた尾花沢の鈴木清風家では人をもてなす際に「そば切り振舞」の習慣があったことが確認されているそうです。



そんな歴史ある「尾花沢そば街道」の一番店は、13号バイパス沿いにあります。
「手打ちそば たか橋」さん。



店内は落ち着いた雰囲気です。
入口を入って左は小上がり席、右はテーブル席となってます。
テーブル席からは、ガラス越しに尾花沢産の玄ソバ(最上早生) をその日使う分だけ石臼で自家製粉している様子が伺えました。
「挽きたて、打ちたて、茹でたて」にこだわる、たか橋さんならではで、若手の職人さんが蕎麦をこねている様子も見ることができました。



【お品書き】 
十割板そば(2人前)  1,400円
板そば(2人前)    1,200円
穴子天ざる      1,600円
げそ天        250円 
            など

その日は十割そば類が売り切れでしたので、普通の板そばをオーダー。
そばが来るのを待つ間、きゅうりの浅漬けが小皿にてんこ盛りで出てきました。



「来ました~♪」
期待以上のボリュームです。

二八の中太の田舎そばで、つるつるシコシコ感に蕎麦の風味が鼻に抜けます。
味のしっかりした、カツオだしのきいた深みのある汁に、ベストマッチです。
自分の打つ蕎麦が十分にわかっているからこそ、この蕎麦と汁のコラボがかなえられるのでしょう。

尾花沢そばの今後に注目していきたいと思います。



お店を出ると、庭園では綺麗な鯉を見ることができます。

「尾花沢そば街道」
一番所  手打ちそば たか橋
二番所  そば処 明友庵
三番所  そばや匠
四番所  食事処 柏 屋
五番所  そば処 甲州屋
六番所  そば処 尾花屋
七番所  生そば だんごや
八番所  きそば 茶 屋
九番所  そば処 鶴 子
十番所  銀山 だんごや
十一番所 名代そば処 福原屋
十二番所 食処 伊豆の華
十三番所 そば処 滝見館


■手打ちそば たか橋

住所 尾花沢市五十沢1468-11
電話番号 0237-22-0460
営業時間 11:00~20:00
定休日 不定休