仙台空港から最東のルートを通って、相馬市に向かいました。
ナビでは、かつてそこにあった建物の情報が出てくるのに、そこに見えるのは復興工事の様子だけ。
海岸沿いのところどころに小高い丘が築かれて、避難場所ができていました。
海岸線のかさ上げが、所々で行われています。
亘理市の坂本に至る38号線のルートは、完全に民家が無くなって、草がぼうぼうと茂っていました。
もと線路だった場所は盛り土がされている最中で、多分そこに新しい道路ができると思われます。
ほぼダンプとしかすれ違わない道38号線は、磯浜漁港以南は工事中を理由に、完全に通行止めとなっていました。
記憶もそうですが、カーナビも元の道を正確に表示してくれるため、この目に映る現実と照らし合わせると、未曾有の大震災だったと心から痛感させられます。
あまりの様変わりの景観に、思わず胸を押しつぶされたような切なさを感じ、涙ぐんでしまいました。
相馬市の松川浦に着くと、もとあった民宿や旅館の建物が残っていて、復興工事関係者を中心として、営業もしており安心しました。
この写真の背景に映る「松川浦大橋」から大洲海岸に至るルートは、「渚100選」に選ばれたくらい、海を見ながら走れる素晴らしいルートでしたが、現在は工事中で通行できませんでした。
原釜尾浜海水浴場は、こんな状態になっていました。
海水がとても澄んだ綺麗で、のんびりした雰囲気の素晴らしい海水浴場でした。
いつか、再開できる日は来るのでしょうか?
海水浴場から道を隔てた場所には、展望台などの公園があり、家族連れで賑わっていたものです。
今はフェンス越しに工事が行われていました。
松川浦のブルーは、本当にきれいです。