wikipediaによると、野湯(のゆ、やとう)とは、自然の中に存在する温泉が自噴しており、かつその源泉を利用した商業施設が存在しない場所のこと。その形態は様々で、地元自治会や愛好家が定期的に手入れを行っている所、利用者自身がシート・土嚢・ショベルなどを用意して行かなければならない所もある。一部の野湯には硫化水素ガスなどの火山ガス発生地帯のため入浴に生命の危険を伴う場所や、自然保護の観点・所有者の許可が必要などの理由により立ち入り禁止となっている場所がある。
秋田県鹿角郡小坂町の野湯へ。
途中の林道を右に進んだら、どんどん道は険しくなり、結局は建設現場でした。
ということもあるので、ご注意ください。
林道脇にある「奥々八九郎温泉」にやっと辿りつくことができました!
野湯の雰囲気が漂う浴場。
温泉好きにはたまらない穴場です!
おお!この大地のオレンジ色。
ワイルド感も素晴らく、最高です!
まわりは、山と緑だけです!
この湯だまりは、いい感じのひとり風呂。
写真では伝わりにくいのですが、寝湯の感じでちゃんと身を沈めることができます。
しかも、長湯できるほどの適温のイイお湯です~♪
ほかにも湯だまりはあり、それぞれに湯温が違います。
自分の好みの浴槽を探してみるのをお勧めします!
広めの湯だまりに行ってみます。
勿論混浴ですから、温泉好きならお互いに素晴らしい野湯を共有し合えるよう、譲り合いの精神が大事です。
画像右側の浴槽からは、足元から温泉がボコボコと、勢いよく流出しています。
天然のジャグジーでもあり、大地のヘソともいえます。
このヘソの上は結構深くなっていて、立ち湯の感じになります。
足元からは、小石を巻き上げながら温泉がシュワシュワボコボコと・・・
そのエネルギーを全身で受け止めたなら、思わず「ワオ、凄い~(パワー)!」と言葉と共に、笑みがこぼれてしまいました。
これぞ究極の温泉です!
空を見上げると、お月様が顔を出していました。
国有林のため、立ち入ったことの全ては自己責任です。
あまりの素晴らしさもあってか、夕刻にキャンピングカーで乗り入れ、一夜のうちに野湯を独占する方もおられると地元の方が嘆いておりました。
皆が長く利用できるよう、マナーを守ってご利用ください。
また、夏場はアブやブヨが湯だまり周辺に集まるのでご注意ください。
傍には小川も流れ、自然のBGMも魅力的です。
私が今まで入湯した温泉のなかでも、今まで体験した野湯のなかでも、思い出の残る温泉。
大地のパワー、絶え間ない自然のエネルギー、その効能を裸で感じられる素晴らしい温泉でした。
秋田は温泉天国です~♪
心から、この温泉に感謝!