秋田県の「大館矢立ハイツ」は矢立峠にあり、青森県との県境の真下に位置しています。
道の駅も併設しています。
ここでは宿泊施設もあり立ち寄り湯もできます。
このレストランで昼食を頂くことにしました。
「きりたんぽ鍋」「わっぱ飯」「桃豚」や秋田南部の「稲庭うどん」などの郷土料理が充実しています。
杉右衛門ソフト(270円)は、この矢立峠がかつて大物の秋田杉産地に由来しているものと思います。
ラーメンがどうしても食べたくなり「馬肉味噌ラーメン」(840円)をオーダー。
アツアツスープのイメージでしたが、シニアや子供が食べやすい温度のスープでした。
黄色い中細の中華麺で、麺とスープともに味気ないものでした。
けれど、スープから出てくる出てくる馬肉・・・想像以上の量で、しかも柔らかくてお肉が美味!
こちらは相方がオーダーした「馬肉煮込み重」(900円)。
馬肉味噌ラーメンとは60円しか変わらないのに、こちらの方が絶対イイです!
秋田米のご飯も美味しく、煮込み馬肉がこれでもかという位、お重にギッチリでした♪
馬肉の臭みはなく、お肉の食べ応えもあります。
馬肉の煮込みなんて、そんなに食べれるところありませんよね・・・そこで大館と馬肉の歴史を調べてみました。
かつての秋田県北部には尾去沢鉱山、阿仁鉱山など、多くの鉱山があり、そこで働く人々にとっての脅威は鉱物片が肺に刺さる病気「よろけ(けい肺)」。
その病気は鉱山労働者の寿命を縮めたそうです。
その「よろけ」に効くと信じられていたのがコンニャクと馬肉で、鉱山周辺では明治維新前から薬食いとして馬肉が食べられていたという歴史がありました。
■大館矢立ハイツ
住所 秋田県大館市長走字陣場311
TEL 0186-51-2311