今朝、札幌のスクランブル交差点での出来事。
渡り切った私は、横から渡りきって来たお二人と角でばったり。
しかも珍しく他に人がいない。
懐かしいお顔。
かつて音楽療法ボランティアとして演奏させて頂いていたホスピスのドクターと看護課長だった。
お互い目的の場所へ向かう途中であり、軽い挨拶と手を触れ笑顔で別れた一瞬の再会。
この広い都会と流れる時間の一点。
なんたる偶然。
彼らも、もうあのホスピスにはいない。
夜、N響アワーで、バッハ/グノー、シューベルト、カッチーニそれぞれの「アヴェ・マリア」が流れた。
これらはホスピスで何度となく演奏し、それ以来触れることがなかった曲。
なんなんだろう、この偶然。