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65歳からのセカンドライフ…心と脳のケア
宮崎雄二/幻冬舎
医師の視点から書かれた心身の変化と対処方法。特に具体的に細かく書かれている身体の病気に関してはまだ早い気がして、サラッと読み流す。字が大きめなのが嬉しい。
心に残ったのは、孤独感の項
人生の孤独感は他人が慰めることができなく、友人や家族にも救っってもらえません。一人で耐える他ありません。動物の群れから離れてしまった1匹の動物と同じです。スマナサーラさんは孤独に慣れるのが賢いとさえ言っています。孤独によってもたらされる時間の中に自分を発見しましょう。どう生きるか、どう意味があるのかをささやかな凡庸の人生の中に大きな意味を見つけようではありませんか。
新約聖書の「テモテへの手紙一第6章7」に、”吾らはこの世に何ものも持たずに来たりて、何一つ持たずにこの世を去る”と書かれています。人間は一人で生まれ、一生の後に死ぬ時は一人です。病気になって周囲の人が大丈夫と言っても大丈夫ではありません。自分の苦しみは自分一人で受けねばなりません。私たちは天涯孤独なのです。私たちは自分の気持はちっともわかってもらえないと言いますが、人はあくまで一人ひとりの存在なのです……云々
2月に体調を崩してなかなか治らないでいた夜、悲しみと寂しさの底に落ちたのは、家族や友人の有無に関わらない根源的なものだったのだと、得心。
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