倉本聰が十数年にわたり描いた森の樹々の点描画集。富良野に住み、朝な夕な森を見続けた人ならではの作品。目に見えない根の部分にも焦点を当てている。まぁ、それにしても何という根気強さと多才さ。
急用で札幌へ出向き、余った時間に寄ったプラニスホールで開催されていた「点描画展」。
足元のラインや柵がないので、原画を限りなく接近して観ることができ、気の遠くなるような点々に、これはもう才能だと思わされる。
絵に添えられている短い文章が倉本聰らしいユーモアと皮肉、ウィットに富んでいて、一人クスクスっと。いつしか文章を先に読んでから絵を観るに変わり、そうして展示数の多さに疲れ、これが本にまとまっていればいいのにと思いつつ出口へ向かうと、そこに本がありました! まんまと買いました。いえいえ欲しくてです。文章は英文としても添えられています。
リスにも意見あり 2017
シミ 2016
水の森 2017
老木 2015
「森のささやきが聞こえますか 倉本聰の仕事と点描画展」
札幌プラニスホール 6月25日まで
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