プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

山本康夫

2015-04-05 17:19:29 | 日記
1961年

山本康夫投手…左投左打、1㍍80、72㌔、箕島高

人材不足の左投手のなかで箕島高から入った山本も無名派ながら昨秋の新人大会で延長16回で26個の奪三振をあげるなど、その球威と強ジンな耐久力に期待されている。

山本投手の話 僕のピッチングがプロで通用するかどうかは見当もつきませんが、いろいろとこれから勉強して、僕なりに大成したいと思っております。幸いスタミナには自信がありますので一生けんめいやります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

藤井栄治

2015-04-05 12:00:18 | 日記
1961年

同選手は大阪府登美丘高時代は投手だったが、関大進学後、打力を買われて打者に転向。早くも一年生秋のリーグ戦から出場、二年生の春にはレギュラーとなり、中堅手の位置を確保した。昨年(三年生)春のリーグ戦で打撃ベスト・テンの十位。今春のリーグ戦では三割八分二厘で首位打者になっている。同秋はベスト・テン十位。大学時代は本塁打を記録していない典型的な中距離打者だが、馬力のある強引なバッティング。左翼に流す器用さをもっている。1㍍75、75㌔、右投左打、昭和十五年二月一日生まれ。

藤井選手の話 一日も早くレギュラーとなって、常時出場することが目標です。そのためにはどんな苦しい境遇にも耐えていく覚悟をしています。大学時代、本塁打は打っていませんが、これからも本塁打には欲を出さず、いままでどおり中距離打者としての持ち味を生かしていきたいと思います。狙いは大毎の田宮さんのようにチャンスに強い打者になる事です。ぼくは左打者ですが、右投手でも左投手でも打ちこなす自信があります。

父親政二さんの話 阪神にお世話になるからには一日も早く第一線で活躍してくれることを祈っています。幸い勝ち気なところがあるので、プロのきびしい世界にも耐えていけると確信しています。

戸沢社長の話 バッティングも守備もいいし、大学でもいろいろな経験を生かして活躍してくれることを期待している。

藤本監督の話 一度もみていないが、前からいい左打者がほしいと考えていた。公式戦でも左打者の不足に悩んでいたので藤井君には大いに期待している。体も面構えもいいし、タイガースとしては待望の左打者が入ってくれた。

村山投手の話 ぼくが関大の四年のときに入学してきたが、いい根性をしているよ。よくしぼったものだ。みんなに負けないよう頑張ってほしいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

西村宏、高岡重樹

2015-04-05 11:22:42 | 日記
1961年

西村投手は速球を武器とし、鋭いカーブにも定評がある本格派投手。今夏甲子園大会では武生高、新発田農を破り甲子園初出場ながらベスト8にまで勝ち進んだ。なおこの西村の女房役としての高岡選手はその好リードも定評のあるところだが、それにもまして四割一分の高打率が物語るように、その健棒は県下になりひびいていた。広島では投手陣が手薄であるところから今夏広島予選から西村をマーク、加えて打力、肩、脚力と三拍子そろっている高岡選手にも勧誘をつとめていたが地の利と熱心な球団側の勧誘で獲得に成功。

以下両選手との一門一答。入団の動機から。

高岡 同じプロでやるなら地元でやろうと思っていました。それと球団側の熱意に対し、お世話になろうという気になりました。

西村 私も同感です。同じプロでやるなら広島だと思っていました。

プロ入りはいつごろからきめていたか。

西村 甲子園前はさほど思っていませんでしたが、甲子園で自信がつき、そのときからです。

高岡 シーズン終盤の広島ー大洋戦をこの市民球場でみてから自分もこれならプロでやれるという自信がつきました。

ーどんなタイプのピッチャーが好きか、またどんな捕手がすきか。

西村 私は中日の権藤投手です。あんなピッチャーになりたいと思っています。

高岡 とにかく日本一のキャッチャーになりたい。別にだれということはありません。

高岡選手実父延男氏の話 すべて本人まかせにしました。プロに入った以上とにかく一生懸命やり、立派な選手になってもらいたいと思っています。人から笑われないような立派な選手になってもらいたい。

西村選手実兄勤氏の話 本人は夏の甲子園ですっかり自信をつけたのでしょう。それまではあまりプロ入りのことはいっていませんでしたが、あれ以来プロへの意思を固めていたようです。プロ入りした以上高岡選手とともに、日本一のバッテリーになってほしいと弟にいったところです。

崇徳高校久保監督の話 二人ともファイトのある選手だけに私は立派につとめ上げてくれるものと思っています。高岡選手はバッティングもするどくゲームでは非常にファイトがある選手。西村投手はみかけは一見おとなしそうだが、あれでなかなかシンのある選手で、二人ともプロ向きの根性を持っていると思う。二人がどうかバッテリーを組んで第一線に出る日を願っています。

白石常務の話 西村投手は非常に手首が柔かいし、バネもある。若いだけにこれから鍛えればまだまだ伸びると期待している。高岡選手は足も速く、とくにバッティングでは非常にすぐれた天分をもっているので、私は彼のバッティングを伸ばしていきたいと思う。

西村宏 身長1㍍74、体重69㌔、昭和十八年二月七日生まれ、麻里布中学ー崇徳高校。

高岡重樹 身長1㍍64、体重70㌔ 昭和十八年二月三日生まれ、広島江時中学ー崇徳高校。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊藤舜二

2015-04-05 11:05:07 | 日記
1961年

伊藤は中央大会に一度も顔を出していないが、スケールの大きい選手。とくに長打力もあって素質のある捕手。1㍍75、67㌔、右投右打、昭和十八年十一月十五日生まれ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

室山皓之助

2015-04-05 11:02:03 | 日記
1961年

室山は倉敷工業の三年春に選抜に出場、法大進学後、一年秋のリーグ戦でデビュー、二年秋のリーグ戦からレギュラーになった。同秋はベスト・テン八位。三年春のリーグ戦は3割7分5厘で首位打者になっている。同夏の選手権大会でも活躍、法大の初優勝に貢献した。同秋はベスト・テン六位、今秋は3割2厘で十位だった。大学の通算打率は3割1厘である本塁打は3本記録している。首位打者になった三年春、同秋、今秋と三度ベスト・ナインになった。クロス・スタンスで、おおいかぶせるようなフォームでカーブに強いバッティング。左翼にも引っ張るソツのない巧打者である。足も速い。三年春から三番を打って法大の中心打者だった。倉敷東中時代は投手だったが、倉敷工入学と同時に外野に転向。大学では三年まで左翼手、四年は中堅を守っていた。1㍍73、72㌔、右投右打、昭和十四年十一月六日生まれ。

藤本監督の話 室山君のプレーを直接みたのはこの秋の慶法戦だった。野球のうまい選手はスケールが大きくみえるものだ。そのとおり室山君の第一印象はスケールの大きい選手だった。こうした選手はなにものかみえない大きい力を持っている。バッティングはチャンスに強いので、うちのように得点能力の少ないチームにはうってつけの選手だ。攻守走三拍子そろっているのでリード・オフマンとして起用したいと思う。一日も早くプロの水、チームのふん囲気にとけこんで必ず活躍してくれると期待している。

室山選手の話 プロ野球をじかにみたことはない。テレビでみるだけだが、ある程度やれると思う。足の速さ、肩の強さは普通だと思う。子供のころから阪神が好きだったので他球団から誘われたが阪神以外のチームは考えていなかった。いまのフォームはクロス・スタンスで前かがみだが、プロは球の種類が多いのでいままでどおりではいけないと思う。慶大の安藤君とは神宮でライバルだったが今度は同じチームで互いに励まし合いながらやっていきたい。弱点はゆるい球だ。速い球はなんとかこなせる自信がある。目標は一日も早く常時出場することだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする