1958年
大毎オリオンズ入りを決定した都内東洋商の菅原紀元(のりもと)投手(18)は八日有楽町の大毎球団事務所で入団正式発表を行った。菅原投手は1㍍82、77㌔の巨漢右腕投手で、オーバースローから伸びのある直球とドロップを武器とする本格派投手。都内高校球界でもスライダーを投げることで名が通っていた。今夏の東京都大会では三回戦(対小金井工)に点を取られてからリリーフしたため1-0で惜敗したが、二試合15イニングで22三振を奪っている。これで大毎は上条投手(足立高)佐藤二塁手(東北高)につぐ三人目の契約。同選手は契約後すぐ伊東に向かい大毎の選手として改めて合宿練習に参加した。
松村代表の話 片岡君が伊東につれて行き別当監督に見てもらったところなかなか素質があり有望だとのことだったので、すぐ交渉し契約した。うちは投手に補強の重点がおかれており、これが戦力の一つになってくれれば幸いだ。
菅原投手の話 大毎からの交渉は夏の大会が終わってすぐにありました。初めは立大進学を希望していたのですが野球に理解のあるおじが熱心にプロ入りを勧めてくれましたし、パ・リーグの中で大毎が好きだったので五月の終わりごろプロ入りを決意しました。昨年秋の東京都大会で試合したことのある上条君もいることだし上条君に負けぬようがんばるつもりです。
大毎オリオンズ入りを決定した都内東洋商の菅原紀元(のりもと)投手(18)は八日有楽町の大毎球団事務所で入団正式発表を行った。菅原投手は1㍍82、77㌔の巨漢右腕投手で、オーバースローから伸びのある直球とドロップを武器とする本格派投手。都内高校球界でもスライダーを投げることで名が通っていた。今夏の東京都大会では三回戦(対小金井工)に点を取られてからリリーフしたため1-0で惜敗したが、二試合15イニングで22三振を奪っている。これで大毎は上条投手(足立高)佐藤二塁手(東北高)につぐ三人目の契約。同選手は契約後すぐ伊東に向かい大毎の選手として改めて合宿練習に参加した。
松村代表の話 片岡君が伊東につれて行き別当監督に見てもらったところなかなか素質があり有望だとのことだったので、すぐ交渉し契約した。うちは投手に補強の重点がおかれており、これが戦力の一つになってくれれば幸いだ。
菅原投手の話 大毎からの交渉は夏の大会が終わってすぐにありました。初めは立大進学を希望していたのですが野球に理解のあるおじが熱心にプロ入りを勧めてくれましたし、パ・リーグの中で大毎が好きだったので五月の終わりごろプロ入りを決意しました。昨年秋の東京都大会で試合したことのある上条君もいることだし上条君に負けぬようがんばるつもりです。