プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

伊川義則

2015-04-23 11:01:49 | 日記
1956年

近鉄パールズでは十九日午後二時から大阪阿倍野の同球団事務所で大北代表、今村マネージャー立ち会いの下に近大伊川義則選手(22)=五尺六寸、十九貫、左投左打、大阪市立東商業卒=と正式契約を行った。伊川選手は近大の五番打者として近畿六大学リーグで昭和二十八年、三十一年の二度にわたって首位打者となり在籍中の四年間を通じても三割台をマークしておりシュアーな打法の持ち主、高校時代(東商業)は投手としてマウンドをふんだ経験もあるが、二年生の時から打棒を生かして外野手に転向、早くからシェアーなバッティングは注目されていたもの。

伊川選手の話 プロに入ってどれだけやれるか分かりませんが、松田さん(近大監督)からも近鉄はいいチームだと聞いていますし、全力を尽くして頑張りたいと思います。

大北代表の話 伊川君は大もの打ちではないが、首位打者を二度も獲得したシュアーなバッティングには大いに期待をかけている。
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指方輝雄

2015-04-23 10:26:48 | 日記
1956年

指方輝雄外野手(23)…同選手は長崎県大村高出身、高校時代は三塁手、四番打者として猛打を振ったが、チームが弱体だったため大きな大会には出られず従って注目されなかった。二十七年に門鉄に入った年は外野に回って猛烈に打ちまくり、全国鉄道大会で首位打者(五割四分五厘)となり、門鉄の優勝に貢献した。そのころから国鉄随一のスラッガーとして知られたが後楽園の土をはじめて踏んだ今年は、予選では三ホーマーを含む四割九厘の高打率をマークしている。1㍍72、68㌔の理想的な体格の持つ力と内角でも外角でも打ちまくる器用さがあり期待される選手である。内角の落ちる球に弱い欠点はこれくらいでプロでも立派に通用する打力の持ち主である。右投右打。

指方選手の話 どうせ野球をやるならとプロ入りを決意しました。毎日のほかにも二、三球団から誘いがありましたが、私は山内選手を心服しているので毎日ときめました。それと若い人たちが多いのも一つの魅力です。未知の世界ですが、きびしいことは覚悟のうえで自分のためにも叩いてくれるようお願いします。

別当毎日監督の話 実は毎日西部本社の推薦できくところによれば強肩強打俊足と三拍子そろった選手だというから期待をかけている。
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