プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

伊川義則、東本之雄、福島孟男

2018-12-15 18:28:08 | 日記
1956年

さきに荒井(早大)投手を獲得、着々補強の成果をあげている近鉄では、十九日午後二時から同球団事務所で、近大伊川義則(22)外野手と正式契約した旨発表した。なお同時に東本、福島両投手の入団も合わせ発表した。

伊川義則(22)近大外野手、身長1㍍68、71㌔、左投げ左打ち。同選手は二十八年春、三十一年秋ともに近畿六大学リーグ戦に首位打者になった好打者で、近大在学中は、終始三割台をマークしたベスト・テン組。大型打者ではないが、打撃は渋く、俊足、好打として定評がある。また大阪東商業高校在学中は、投手として活躍したが、近大入学以来、持前の好打から近大松田監督に見込まれ、外野(左翼)に転向したもの。

伊川選手談 九月ごろから近鉄との話があり、同じ野球をするからには、プロでの一心から近鉄入りをきめました。近鉄は監督(近大)さんもよく知っており、諸先輩の進言もあり入団したものです。この上は、同僚伊香君に負けないようにがんばります。

東本之雄(18)多治見工高遊撃手、1㍍71、65㌔、右投げ右打ち。

福島孟男(18)八戸高投手兼一塁手、1㍍77、71㌔、右投げ、右打ち。同選手は三十一年春、高校選抜大会に出場している。なお近鉄では、一応投手として使いたい旨発表。

大北代表談 きょうこれら三選手の入団をみたことは非常に心強い。伊川君は近大在学中に毎年ベスト・テンに入っており、体格的にはめぐまれていないが、ちょうどうちの日下によく似た選手で、守備もいいので意を強くしている。
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五井孝蔵

2018-12-15 16:34:24 | 日記
1954年

トンボ・ユニオンズ入りか阪急入りかで去就を注目されていたパ・リーグ近鉄の五井孝蔵投手は二十三日任意引退選手となった旨近鉄球団から発表された。同選手は昭和二十五年球団創立と同時に入団、花花しいスタートを切り、昨年は打力を買われて一時内野手に転向するなど持ちまえのファイトで活躍したが今回家庭の事情でプロ球界から身をひくことになったもの。
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水谷工

2018-12-15 12:31:17 | 日記
1955年

水谷工(18)四日市工、右投右打、五尺九寸七分、十九貫。新人テストで応募した無名選手だが、そのすばらしい体格を見ただけで採用された。投球フォームは悪いが球速はウンとあるので将来が楽しめよう。
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関口一郎、宮沢重雄、芝野忠男

2018-12-15 11:35:36 | 日記
1956年

かねて大洋入りが内定していた明大関口一郎投手(21)日大三高、宮沢重雄外野手(18)県立鎌倉高、芝野忠男三塁手(18)の三選手は十八日午後一時から東京丸ビル内六階の大洋漁業会議室で木下代表、迫畑監督立会いのもとに正式契約を行なった。
関口投手は五尺八寸五分、十九貫五百と上背、体力に恵まれたサウスポーで下半身が弱くフォームも未完成ながら上手から投げ下す速球に威力があり、秋山卒業後の主戦投手であった。迫畑監督、秋山土井らの先輩を慕って入団したもの。
宮沢選手は五尺六寸、十八貫と小柄ながら左打ちで並木(阪神)とともにクリーン・アップを組んでいた強打者。
芝野選手は五尺八寸七分、二十貫四百と体力に恵まれた右打ちのスラッガーで鎌倉高の四番を打っていた。
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平出凱夫

2018-12-15 10:33:04 | 日記
1957年

スケールの大きい左投手としてプロ野球数球団から引手あまただった水戸一高平出凱夫投手(18)は、さきごろ西鉄ライオンズ入りが内定していたが、十一日水戸市鳥見町の三笠旅館で宇高西鉄渉外部長実兄庸夫氏(26)新井水戸一高野球部長立会いのもとに同球団と正式契約を行なった。

宇高西鉄渉外部長の話 平出君を発見したのは三年も前のことだが、そのときから、彼の立派な体格と、将来性あるピッチングにすっかりほれこんでしまった。多数の球団の誘いもあったが、こんごわがライオンズに入団が決定してこんなうれしいことはない。西鉄が渇望する左投手だけに、はやく第一線に出て働いてもらいたいものだ。まず六月ごろをその時期と見てよいだろう。努力しだいでは国鉄の金田や、阪急の梶本とならぶ素質は十分とみている。

平出投手の話 田舎の水戸を一歩も出たことがないので、プロ野球にたいしても、全く予備知識というものがありません。宇高さんや、先輩の金田さん、玉造さんにいっさいをお任せして、自分はただ一所懸命野球にはげむつもりです。

新井水戸一高野球部長の話 平出君の恵まれた身体は、プロ選手にはうってつけだ。下半身がまだいくらか弱いようだが、これを鍛えてドロップにスピードがついてきたらおそらく来シーズン早々に使っていただけるのではなかろうか。県下からすでに何人ものプロ選手を出しているが、投手として成功した人はほとんどないので、平出君にはぜひがん張ってもらいたい。

平出選手の略歴 昭和十四年十一月二十三日生まれ。実父貞夫氏(54)は元海軍中佐。オジ平出英夫氏も報道部長平出大佐として鳴らした海軍一家。小学校のときから野球をはじめ、硬球を握ったのは水戸一高入学後、1㍍79、73㌔という恵まれた体格を利して投げ込む豪球と、切れのよいインドロではやくから県下に名を知られていた。バックの打力がともなわず甲子園大会にはついに出場できず、その他大きな大会の経験も乏しいが、ことしの春神宮球場で行なわれた東日本高校選抜野球大会に優勝、そのとき快刀乱麻のピッチングでにわかに株価をあげた。ハワイ高校野球チームを完封したこともあり、ピッチングの将来性には定評がある。学業の成績もよく、不言実行型の性質で評判がよい。
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吉川久一・富山大

2018-12-15 09:42:22 | 日記
1956年

阪急ブレーブスは四日午前、阪急電鉄事務所で近畿大のバッテリー吉川久一投手(22)および富山大捕手(21)との契約を完了した。富山捕手は現在近大法学部三年在学中だが、1㍍77、71㌔と恵まれた体格、春の近畿六大学リーグ戦で打率・448をあげたのをはじめ、今シーズンの三十試合では14ホーマーを記録した近畿六大学随一のスラッガー、尼崎工高から近大に進学したがこの間捕手一本ヤリで通し、投手のリードが巧く、その強肩、強打は定評がある。右投右打で打力に加えて脚力もあり、プロ向きの選手。変化球にたいしても強くファイトもあり、センスに恵まれた選手だから、きっと大物になるだろうと丸尾スカウトも折紙をつけている。吉川久一投手は1㍍74、69㌔、左投右打の技巧派投手。地元興国商高出身で、高校時代は一塁を守り近大二年生のときから投手に転向。投手としての経験は浅いが内角低目に決まるインドロップに威力があり、今シーズン春秋のリーグ戦では、十二戦全勝の好成績をあげ、近鉄をはじめ関西ノンプロから勧誘をうけていた。技巧派だけにプロ野球ですぐ使えるかどうかは疑問だが、コントロール、インサイドワークが優れており、これからの練習しだいで相当の活躍が期待されている。
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平岩次男

2018-12-15 08:48:45 | 日記
1957年

セ・リーグ国鉄スワローズは二十七日、平岩次男捕手(22)と契約した。同選手は1㍍84、71㌔、立命大在学中ホームラン六本を打ち、さきに巨人入りした難波とともにスラッガーとして活躍した。背番号は25番と内定。また同選手は国鉄ボーナス・プレーヤーの第1号である。

平岩捕手の話 国鉄はファイトがあって理想的な球団だ。それにつられて自分の技術も伸びると思う。プロ野球はあまり見ていないが捕手として肩だけは何とかついてゆけると思っている。打撃の方はプロの投手を打てるかどうか。ともかくできるかぎりがんばる。
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島津充

2018-12-15 08:38:10 | 日記
1955年

島津充(17)享栄商、右投右打、五尺九寸五分、二十二貫。前記水谷以上の大型選手。バッティングがよく強肩。足の遅いのが難だが練習いかんでは十分見込みがある。
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兼子文広

2018-12-15 08:33:57 | 日記
1955年

兼子文広(18)=岡崎工高、右投右打、5尺8寸4分、17貫、テスト採用生、二塁手で打力がよい。
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新保高正

2018-12-15 08:31:28 | 日記
1955年

新保高正(18)=小諸商高、右投右打、5尺8寸、19貫、テスト採用生。大柄な体格の持主で、テスト中スタンドに4本たたきこんですぐさま採用された。こんな選手がよく野に埋もれていたと思われるほど強打者としての素質を備え、将来有望な選手、中堅を守る。
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荒砂任司

2018-12-15 08:25:46 | 日記
1956年

今年補強した四人の投手のうち筆頭が福知山鉄道の荒砂任司(右投右打、19歳)である。今夏松下電器の補充選手として出場した都市対抗ではさほど目立たなかったが、国鉄の金田を右腕にしたかと思うようなピッチングで、スリー・クォーターからの快速球と切れ味鋭いドロップはプロ野球界でも相当な活躍が期待され、来シーズンは左の梶本と好対照に阪急のピッチング・スタッフに大きな重味を加えよう。
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吉岡秀雄

2018-12-15 00:05:46 | 日記
1955年

吉岡秀雄(18)松商学園、右投右打、五尺九寸、十七貫五百。全国大会では中京商と対戦し惜しくも敗れたが、オーバースローからくり出すスピードボールとシュートにはかなりの威力があり、まず左の中田と並ぶ大型投手である。打撃もすばらしく、同校の超大型打者といわれる木次よりもむしろ確実性ではすぐれている。
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