プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

関口一郎、宮沢重雄、芝野忠男

2018-12-15 11:35:36 | 日記
1956年

かねて大洋入りが内定していた明大関口一郎投手(21)日大三高、宮沢重雄外野手(18)県立鎌倉高、芝野忠男三塁手(18)の三選手は十八日午後一時から東京丸ビル内六階の大洋漁業会議室で木下代表、迫畑監督立会いのもとに正式契約を行なった。
関口投手は五尺八寸五分、十九貫五百と上背、体力に恵まれたサウスポーで下半身が弱くフォームも未完成ながら上手から投げ下す速球に威力があり、秋山卒業後の主戦投手であった。迫畑監督、秋山土井らの先輩を慕って入団したもの。
宮沢選手は五尺六寸、十八貫と小柄ながら左打ちで並木(阪神)とともにクリーン・アップを組んでいた強打者。
芝野選手は五尺八寸七分、二十貫四百と体力に恵まれた右打ちのスラッガーで鎌倉高の四番を打っていた。
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平出凱夫

2018-12-15 10:33:04 | 日記
1957年

スケールの大きい左投手としてプロ野球数球団から引手あまただった水戸一高平出凱夫投手(18)は、さきごろ西鉄ライオンズ入りが内定していたが、十一日水戸市鳥見町の三笠旅館で宇高西鉄渉外部長実兄庸夫氏(26)新井水戸一高野球部長立会いのもとに同球団と正式契約を行なった。

宇高西鉄渉外部長の話 平出君を発見したのは三年も前のことだが、そのときから、彼の立派な体格と、将来性あるピッチングにすっかりほれこんでしまった。多数の球団の誘いもあったが、こんごわがライオンズに入団が決定してこんなうれしいことはない。西鉄が渇望する左投手だけに、はやく第一線に出て働いてもらいたいものだ。まず六月ごろをその時期と見てよいだろう。努力しだいでは国鉄の金田や、阪急の梶本とならぶ素質は十分とみている。

平出投手の話 田舎の水戸を一歩も出たことがないので、プロ野球にたいしても、全く予備知識というものがありません。宇高さんや、先輩の金田さん、玉造さんにいっさいをお任せして、自分はただ一所懸命野球にはげむつもりです。

新井水戸一高野球部長の話 平出君の恵まれた身体は、プロ選手にはうってつけだ。下半身がまだいくらか弱いようだが、これを鍛えてドロップにスピードがついてきたらおそらく来シーズン早々に使っていただけるのではなかろうか。県下からすでに何人ものプロ選手を出しているが、投手として成功した人はほとんどないので、平出君にはぜひがん張ってもらいたい。

平出選手の略歴 昭和十四年十一月二十三日生まれ。実父貞夫氏(54)は元海軍中佐。オジ平出英夫氏も報道部長平出大佐として鳴らした海軍一家。小学校のときから野球をはじめ、硬球を握ったのは水戸一高入学後、1㍍79、73㌔という恵まれた体格を利して投げ込む豪球と、切れのよいインドロではやくから県下に名を知られていた。バックの打力がともなわず甲子園大会にはついに出場できず、その他大きな大会の経験も乏しいが、ことしの春神宮球場で行なわれた東日本高校選抜野球大会に優勝、そのとき快刀乱麻のピッチングでにわかに株価をあげた。ハワイ高校野球チームを完封したこともあり、ピッチングの将来性には定評がある。学業の成績もよく、不言実行型の性質で評判がよい。
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吉川久一・富山大

2018-12-15 09:42:22 | 日記
1956年

阪急ブレーブスは四日午前、阪急電鉄事務所で近畿大のバッテリー吉川久一投手(22)および富山大捕手(21)との契約を完了した。富山捕手は現在近大法学部三年在学中だが、1㍍77、71㌔と恵まれた体格、春の近畿六大学リーグ戦で打率・448をあげたのをはじめ、今シーズンの三十試合では14ホーマーを記録した近畿六大学随一のスラッガー、尼崎工高から近大に進学したがこの間捕手一本ヤリで通し、投手のリードが巧く、その強肩、強打は定評がある。右投右打で打力に加えて脚力もあり、プロ向きの選手。変化球にたいしても強くファイトもあり、センスに恵まれた選手だから、きっと大物になるだろうと丸尾スカウトも折紙をつけている。吉川久一投手は1㍍74、69㌔、左投右打の技巧派投手。地元興国商高出身で、高校時代は一塁を守り近大二年生のときから投手に転向。投手としての経験は浅いが内角低目に決まるインドロップに威力があり、今シーズン春秋のリーグ戦では、十二戦全勝の好成績をあげ、近鉄をはじめ関西ノンプロから勧誘をうけていた。技巧派だけにプロ野球ですぐ使えるかどうかは疑問だが、コントロール、インサイドワークが優れており、これからの練習しだいで相当の活躍が期待されている。
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平岩次男

2018-12-15 08:48:45 | 日記
1957年

セ・リーグ国鉄スワローズは二十七日、平岩次男捕手(22)と契約した。同選手は1㍍84、71㌔、立命大在学中ホームラン六本を打ち、さきに巨人入りした難波とともにスラッガーとして活躍した。背番号は25番と内定。また同選手は国鉄ボーナス・プレーヤーの第1号である。

平岩捕手の話 国鉄はファイトがあって理想的な球団だ。それにつられて自分の技術も伸びると思う。プロ野球はあまり見ていないが捕手として肩だけは何とかついてゆけると思っている。打撃の方はプロの投手を打てるかどうか。ともかくできるかぎりがんばる。
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島津充

2018-12-15 08:38:10 | 日記
1955年

島津充(17)享栄商、右投右打、五尺九寸五分、二十二貫。前記水谷以上の大型選手。バッティングがよく強肩。足の遅いのが難だが練習いかんでは十分見込みがある。
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兼子文広

2018-12-15 08:33:57 | 日記
1955年

兼子文広(18)=岡崎工高、右投右打、5尺8寸4分、17貫、テスト採用生、二塁手で打力がよい。
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新保高正

2018-12-15 08:31:28 | 日記
1955年

新保高正(18)=小諸商高、右投右打、5尺8寸、19貫、テスト採用生。大柄な体格の持主で、テスト中スタンドに4本たたきこんですぐさま採用された。こんな選手がよく野に埋もれていたと思われるほど強打者としての素質を備え、将来有望な選手、中堅を守る。
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荒砂任司

2018-12-15 08:25:46 | 日記
1956年

今年補強した四人の投手のうち筆頭が福知山鉄道の荒砂任司(右投右打、19歳)である。今夏松下電器の補充選手として出場した都市対抗ではさほど目立たなかったが、国鉄の金田を右腕にしたかと思うようなピッチングで、スリー・クォーターからの快速球と切れ味鋭いドロップはプロ野球界でも相当な活躍が期待され、来シーズンは左の梶本と好対照に阪急のピッチング・スタッフに大きな重味を加えよう。
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吉岡秀雄

2018-12-15 00:05:46 | 日記
1955年

吉岡秀雄(18)松商学園、右投右打、五尺九寸、十七貫五百。全国大会では中京商と対戦し惜しくも敗れたが、オーバースローからくり出すスピードボールとシュートにはかなりの威力があり、まず左の中田と並ぶ大型投手である。打撃もすばらしく、同校の超大型打者といわれる木次よりもむしろ確実性ではすぐれている。
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永井進

2018-12-14 22:43:13 | 日記
1957年

阪急ブレーブスは五日午前十時大阪梅田の阪急本社球団事務所で、木地社長立会いのもと、さきにプロ入りを表明していた兵庫県育英高の永井進投手(18)=右投右打=と契約を完了、同日午後これを正式発表した。同投手は1㍍84、72と長身に恵まれた正統派の投手で真上から投げおろす快速球には定評がある。本年度春の選抜、夏の選手権と二度甲子園大会に出場、同校のエースとして活躍してきた。昨年の兵庫県予選では石商をノーヒット・ノーランにおさえた快記録を残しており、巨人、阪神からも勧誘の手がのびていたが、自ら尊敬する藤本監督や先輩である酒沢二軍コーチ、坂本外野手のいる阪急を選んだもの。

永井投手の話 最初から希望していたとおり阪急に入団できてうれしい。プロでどこまでやれるか自信はないが、こんご大いに精進して期待に沿いたい。
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長尾旬

2018-12-14 22:28:42 | 日記
1956年

近鉄パールズではさきに阪神から自由契約選手となった長尾旬投手(静岡池新田高、二十一歳)の入団を決定した。同投手は五尺九寸五分、十八貫、右投、右打。昨年の新日本リーグでは最優秀投手となり、今シーズンもウエスタン・リーグで防御率第一位の成績をおさめている。
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大西馨

2018-12-14 21:31:55 | 日記
1956年

セ・リーグ広島球団では二十一日つぎの七選手と契約したと発表した。この中で著名なのは甲子園球場の全国大会に二度出場した上土井投手(広島商高)だけだが、球団で最も期待しているのは重光投手(徳山商工高)で、この二投手は来シーズンさっそく登板するのではないかとみられている。また大西内野手は三次中三年在学中だが五尺六寸、十九貫五百の立派な体格の持主であり、陸上競技は三段跳、走幅跳の中学の新記録を持ち、百㍍では中国五県下の新記録を保持しているといった異色選手で、これから大物内野手に仕込むことになっている。なお投手二、三名、捕手一、二名と交渉中。退団選手は既報の銭村、渡辺、長谷部に山本文男投手、玉山昌憲内野手、栄屋悦男投手が追加され全部で十名になるもよう。

「投手」上土井勝利(広島商高、右右、五尺六寸、十六貫、十八歳)
佐藤邦宏(尾道東高、右右、五尺九寸、十九貫五百、十八歳)
菊池武和(宮崎県立大淀高、右右、五尺七寸五分、十八貫、十八歳)
赤井勝利(米子南高、右右、五尺七寸、十八貫、十八歳)
深堀十三昭(長崎南山高、右右、五尺七寸五分、十八貫、十八歳)
重光芳次(徳山商工高、左左、五尺六寸、十八貫、十八歳)
「内野手」大西馨(三次中学、右右、五尺六寸、十九貫五百、十六歳)
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梅野慶志

2018-12-13 23:43:09 | 日記
1957年

毎日の梅野投手はノンプロ、リッカー・ミシン入りが決まった。
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高松利夫

2018-12-13 23:41:00 | 日記
1955年

大映は現有勢力を伸ばすというのが方針で大した補強もしなかったし、整理選手も最小にとどまり、僅か六名である。一線級選手では、高松投手一人を数えるだけ、あとは杉谷、青山、小林、百々、持田といった顔ぶれで、高橋への移籍を噂された菅原、小川なども契約済みである。高松は廿五年大映に入団いらい五年間、林投手らとともに主戦投手としてマウンドに立ってきたが、彼の記録をみても二十六、七、八年と三シーズン9勝をあげたのが目にとまるだけ。シンカー、スライダーなどを武器に技巧で支えてきたが、力のそれももはや通用しなくなっていた。
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土井豊

2018-12-13 23:24:54 | 日記
1958年

井崎に比べると同じ年に入った土井(和歌山、那賀高)の成長は左投手の少ない阪神にとって一台朗報である。紅白試合で六、七回と投げて田宮に打たれただけ、三宅を三振させた外角低めのシュートなど大したものだ。インドロも真ん中から低めへきまり効果的である。
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