映画「鉄道員(ぽっぽや)」

2021年02月03日 | 映画


映画「鉄道員(ぽっぽや)」(1999年、降旗康男監督)を観た。
1/11 NHK-BSP(21:00~)で放送されたのを録画したものです。
高倉健が、どんなときにも駅に立つ鉄道員(ぽっぽや)一筋の人生を生きる男を演じた。
北海道の雪深いローカル線の終着駅。
炭鉱最盛期にはにぎわった駅だが、今は乗降客は数えるほどだ。
そんな駅をひとりで守り、列車を迎え入れ、送り出してきた。
妻の高齢出産でやっと授かった娘を病で失う。
歳月がたち、今度は愛する妻(大竹しのぶ)も病院で亡くなる。
そんな日にもひとりで駅のホームに立つ駅長佐藤乙松。
ある日、昔ともに蒸気機関車を走らせた同僚、杉浦仙次(小林稔侍)が、
定年間近の乙松の身の振り方を心配し、
自分が再就職するリゾートホテルで働くよう誘うが、乙松は断る。
「鉄道以外の仕事はできない」という。
20回以上転職してきた私としては、この乙松の生き方が羨ましい。
できることなら私も、ひとつの仕事をしてきたかった。
同じ仕事を長く続ける生き方をしたかった。
映画を観ながら、「なんでおれはあんなに仕事をかえてきたのかな?」と、自分を情けなく思った。
ある回想シーン、駅前食堂で労組員の炭鉱マンたちと臨時工がもみ合いになる場面がある。
反合理化闘争をめぐって「スト破り」をなじられるその男は、
「最初に首切られるのはわしら臨時工やろ」と突っかかる。
この九州の筑豊の炭鉱から流れてきた臨時工を演じていた俳優が、志村けんだった。
最初は誰だか分からなかった。
そのうち志村けんと分かった。
いい演技していた。
なんでこのあと映画に出なかったのだろう?
彼を映画に使う監督はいなかったのか?
昨年、山田洋次が撮る映画に志村けんが出る予定だった。
それが志村がコロナで亡くなってしまった。
あぁ…、志村けんの演技を観たかった。
私はあの原作「キネマの神様」を読んだ。
映画好きなマンション管理人の話です。
マンション管理人をしていた私としては、この映画を観たいです。
主演は、沢田研二になりました。

「鉄道員(ぽっぽや)」はいい映画でした。

コメント (2)
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