春一番が吹いた日

2021年02月04日 | 健康・病気

今日、6回目のBCG注入療法を受けるために大学病院に行った。
いつものように外来に行く前に採尿をした。
診察を受けるときは、主治医が私の尿のデータを見ながら話してくれる。
「今日で何回目だっけ?」と主治医。
「6回目です」と私。
「BCG入れてから熱は出ないですか?」
「出ません」
「きれいだね。もうBCGは終わりにしよう」と主治医がいう。
「・・・・・・」
次回の診察は、3週間後の2月25日(木)ということになった。
私は、心の中でガッツポーズをした。
予定では8回だった。

正直なところBCG注入にはかなりまいっていた。
ベットに横になった私のオチンチンを主治医がつかみ、カテーテルを尿道に挿してからBCGを入れる。
痛くはないが、なんともいえない違和感。
会計を済ませ、駐車場から車を出し家に帰る。
病院の建物から駐車場までは10分ほど歩きます。
排尿を1時間がまんするようにいわれているが、かなりキツイ。
(ネットには2時間と書いてあるが、私には不可能だ)
家に帰って、病院からもらった紙コップと小さなバケツと食器用漂白剤をトイレに用意する。
紙コップは、ビールを飲むぐらいの大きさでメモリが書いてある。
いつも150ccぐらいの尿が出る。
それと同じぐらい漂白剤を入れる。
それでBCGが消毒されるといわれた。
なにしろBCGは結核菌なので消毒しなければ危険です。
15分後それを便器に捨てるのですが、泡があふれ出しそうな状態になる。
そのためにバケツを用意してその中に紙コップを入れている。
最初のオシッコをしてからが大変で、5~10分でオシッコをしたくなるんです。
がまんしていると、トイレまで耐えられなくなる。
最初の頃は、なんども下着を濡らしてしまって紙オムツにした。
15時台になると20分間隔になる。
17時台は30分だ。
20時台ぐらいは40分ぐらいかな。
これらのことを、とりあえずは来週からやらなくていい。
うれしいです。
3週間後に何かの検査をするのか?
これからどのような治療をされるのだろう?
もっとくわしく話してほしいのだが、あの主治医は言葉が少ない。

私が何度も排尿のためトイレに行っていたとき、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の
森喜朗会長(83)は、女性蔑視発言について謝罪会見をしていた。
その会見について、コメンティーターたちがああだこうだいう。
そんな中、お天気キャスターが「春一番が吹いた」と話していた。
記録では一番早い春一番だという(昨日が立春です)。
私はこの日のことを、おそらくこのあとずーっと忘れないでしょう。

コメント
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